カレンダ詳細の表示の例: 集計プランニング・バケット
この例では、集計プランニング・バケットを使用した、制約付きプランの計画製造オーダーについて説明します。
「最早開始日」と「最新開始日」がヘッダー・セクションに表示されています。 これらのフィールドは制約付きプランにのみ表示されます。 日付がガント・ウィンドウ内である場合は、これらの日付もガント・チャートにプロットされます。

この例では、各提示日の供給プランニング・バケット・タイプは週です。 プラン・オプションによっては、他とは異なるバケット・タイプが設定された提示日が存在する場合があります。 たとえば、ある日付は日次バケットに分類され、同じ供給の他の日付は週次バケットに分類される場合があります。
集計タイム・バケット(つまり、日より高次のタイム・バケット)で計画する際には、プランの実行時に供給プランニング・バケットの最終稼働日に提示日が移動されます。 ガント・チャートの黄色のひし形は、供給プランニング・バケットの最終稼働日に移動された提示日を示しています。
日付またはリード・タイム行 | 値 | 説明 |
提示期日 | 1月18日 |
この例では、「提示期日」が「希望入手日」より後です。 これは制約付きプランであるため、「提示期日」が「希望入手日」より後になった原因となる制約がありました。 必要な場合は、プランニングによって「提示期日」が「プランニング・タイム・フェンス日」以降になるように移動されます。 このケースでは、「プランニング・タイム・フェンス日」が1月4日(「プラン開始日」および「希望入手日」と同じ日)であるため、「提示期日」に影響はありませんでした。 これは計画製造オーダーであるため、「提示期日」および他のすべての提示日の計算に使用されるカレンダは組織製造カレンダです。 この例では、使用するカレンダはAPSカレンダで、土曜日と日曜日は非稼働日になっています。 プランニングでは、「提示期日」は稼働日であることが常に確認されますが、プランナは非稼働日にオーダーを確定できます。 オーダーが確定されると、通常の緑色のひし形アイコンのかわりに確定日アイコン(青色の円)で「提示期日」がガント・チャートに表示されます。 この日付およびその他すべての日付のプランニング・バケット・タイプは週です。 これで、「提示期日」がプランニング・バケットの最終稼働日に移動されたことがわかります。集計タイム・バケットでプランニングする際にはこうなります。 |
事後プロセスのリード・タイム | 0日 |
事後プロセスのリード・タイムの期間(日数)の値は、「品目」ページから取得され、シミュレーション・セットの上書きがある場合はそれも含まれます。 この例では、事後プロセスのリード・タイムはゼロであるため、事後プロセスのリード・タイムの開始日と終了日を計算する必要はありません。 事後プロセスのリード・タイムがゼロでない場合は、次のように計算されます:
|
提示納入予定日 | 1月18日 | 事後プロセスのリード・タイムがゼロの場合は、「提示納期」と「提示納入予定日」が同じになるように想定されています。 |
プロセス・リード・タイム | 4日 |
プロセス・リード・タイムの期間(日数)の値は、「品目」ページから取得され、シミュレーション・セットの上書きがある場合はそれも含まれます。 プロセス・リード・タイムの終了日が「提示期日」に設定されます。 プロセス・リード・タイムの開始日は、プロセス・リード・タイムの終了日からプロセス・リード・タイムを減算して計算されますが、稼働日のみがカウントされます。 この例では、プロセス・リード・タイムは1月15日火曜日の開始時に始まり、1月18日金曜日の終了時まで続きます。 プロセス・リード・タイムの開始日と終了日の計算は、プランニングによって「提示納入予定日」がプランニング・バケットの最終稼働日に移動された後、UIが表示されるときに実行されます。 その結果、プロセスの開始日と終了日が、プランの実行時に計算された(「提示納入予定日」がプランニング・バケットの最後に移動される前に実行された)日付と一致しない場合があります。 集計タイム・バケットを使用して計画された供給のカレンダ詳細を表示する際に、このように精度が低下するのは想定内の動作です。 |
提示開始日 | 1月18日 | 「提示開始日」が供給プランニング・バケットの最終稼働日に移動されたため、「提示納入予定日」と同じ日付になりました。 これは、(プロセス・リード・タイムを考慮に入れた後に)両方の日付が同じ供給プランニング・バケットに分類されたためです。 |
事前プロセスのリード・タイム | 2日 |
事前プロセスのリード・タイムの期間(日数)の値は、「品目」ページから取得され、シミュレーション・セットの上書きがあればそれも含まれます。 事前プロセスのリード・タイム終了日が「提示開始日」に設定されます。 事前プロセスのリード・タイムの開始日は、事前プロセスのリード・タイムの終了日から事前プロセスのリード・タイムを減算して計算されますが、稼働日のみがカウントされます。 この例では、プロセス・リード・タイムは1月17日木曜日の開始時に始まり、1月18日金曜日の終了時まで続きます。 事前プロセスのリード・タイムの開始日と終了日の計算は、プランニングによって「提示開始日」がプランニング・バケットの最終稼働日に移動された後、UIが表示されるときに実行されます。 その結果、事前プロセスの開始日と終了日が、プランの実行時に計算された(「提示開始日」がプランニング・バケットの最後に移動される前に計算された)日付と一致しない場合があります。 提示日が供給プランニング・バケットの最終稼働日に移動されると、「カレンダ詳細」ウィンドウでリード・タイムが重複しているように見えることがよくあります。 この例では、事前プロセスのリード・タイムとプロセス・リード・タイムが重複しています。 集計タイム・バケットを使用して計画された供給のカレンダ詳細を表示する際に、このように精度が低下するのは想定内の動作です。 |
提示オーダー日 | 1月11日 | 最初はわかりにくいですが、よく考えると「提示オーダー日」が1月11日の金曜日になるのはつじつまが合います。 「提示オーダー日」を計算するときには、プランニングで、4日間のプロセス・リード・タイムと2日間の事前プロセスのリード・タイムが重複しないように考慮に入れる必要がありました。 そのため、「提示オーダー日」は前のプランニング・バケットに分類されていました(その後「提示オーダー日」は、そのプランニング・バケットの最終稼働日に移動されました)。 |