プロファイル、セグメントおよび戦略の連携方法
顧客価格設定プロファイルと価格設定セグメント、価格設定戦略割当、価格設定戦略を設定して、販売オーダーの品目を価格設定します。
これらのオブジェクトと、価格表、原価リストおよび割引リストは、それぞれ価格設定エンティティの例です。 価格設定エンティティは、Oracle Pricingで品目の価格設定に使用する詳細を格納するオブジェクトです。
この例では、Pricingは、直接チャネルを介してオーダーする顧客Computer ServicesのOracle Order Managementから受け取る販売オーダーの価格を設定します。

仕組み
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Oracleアプリケーション(Oracle Order Managementなど)から販売オーダーを受け取ります。
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実行時に販売オーダーの価格を設定する価格設定アルゴリズムを使用します。 アルゴリズムはこれらのオブジェクトを使用します。
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サービス・マッピング
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価格設定プロファイル
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価格設定セグメント
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価格設定戦略割当
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価格設定戦略
たとえば、価格設定アルゴリズムは定価を計算し、割引を適用し、税金を適用します。 詳細は、「サービス・マッピング、価格設定アルゴリズムおよびマトリックスの連携方法」を参照してください。
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設定した価格設定プロファイルを使用して、購買行動を説明する価格設定属性と各顧客との関係を作成します。
この例では、PricingがComputer Servicesの販売オーダーを受け取ります。Computer Servicesは、高価で高評価かつ高評価の顧客で、高い収益の可能性と中規模のコストを示します。 詳細は、「価格設定プロファイルの管理」を参照してください。
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価格設定では、価格設定プロファイルの各属性が、一致が見つかるまで各価格設定セグメントと比較されます。 作成した価格設定セグメントを使用して、類似した特性セットおよび購買行動を示す顧客をグループ化します。
たとえば、高評価の大規模顧客をグループ化し、中規模コストを1つのセグメント(Tier 1など)にまとめることができます。 セグメントと顧客の特性は相互に照合されます。
提供コスト
レーティング
サイズ
顧客: コンピュータ・サービス
中
高
大
セグメント: 層1
中
高
大
したがって、Pricingでは、Computer ServicesにTier 1価格設定セグメントが使用されます。
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価格設定戦略割当を使用して、価格設定戦略を顧客に割り当てます。 複数の販売シナリオをサポートするために、同じ価格設定セグメントに対して異なる戦略を使用することも、異なるセグメントに対して異なる戦略を使用することもできます。 たとえば:
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価格設定セグメントが階層1で、トランザクションが販売オーダーで、チャネルが直接の場合は、商用価格設定戦略を使用します。
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価格設定セグメントが階層2の場合は、企業価格設定戦略を使用します。
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価格設定戦略を使用して、価格設定が価格設定目標を満たしていることを確認します。 価格設定戦略は、各リストで作成したルールを参照します。 価格設定では、リストを使用して価格が計算されます。
リストのタイプ
説明
価格
品目の定価を取得します。
割引
価格の調整を取得します。
原価
必要に応じて、原価加算価格を適用します。
通貨換算
必要に応じて、使用する通貨と換算レートを決定します。
出荷手数料
配送料を取得します。
ユーザーは、販売オーダーに顧客を設定します。 Order Managementは、セグメントおよび戦略を取得するためのリクエストをPricingに送信し、価格設定戦略およびセグメントの表示ダイアログに詳細を表示します。
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ユーザーは販売オーダーに品目を追加し、Pricingは販売オーダー合計を計算し、各価格設定手数料および手数料コンポーネントを含む価格設定済販売オーダーをOrder Managementに送信します。