予測消費の分析方法

このトピックでは、期日超過総予測メジャーを使用して、補充プランの予測消費を分析する方法について説明します。このメジャーを使用すると、計画開始日より前に予測がどのように消し込まれるかをより深く理解できます。

予測消込プロセスを理解することで、「供給ネットワーク・モデル」の保守ページの組織タブの「遅延予測日数」および「遅延販売オーダー日数」フィールドに最適な値を指定できます。

このトピックの残りの部分では、このメジャーの使用について説明し、いくつかの関連ポイントを示します。

期日超過総予測メジャーの使用

「遅延予測日数」フィールドの値が3、「遅延販売オーダー日数」フィールドの値が3、計画開始日が3月15日である例を考えてみます。

次の表に、補充プランが実行され、表示されない様々なメジャーの初期計算を示します:

メジャー	12年3月	13年3月	14年3月	15年3月	16年3月	17年3月	18年3月
総予測	10	20	15	15	20	10	25
正味予測	0	8	15	15	20	10	25
販売オーダー	0	15	0	0	7	0	0

補充プランの実行時および表示可能な様々なメジャーの最終計算を次の表にリストします:

メジャー	12年3月	13年3月	14年3月	15年3月	16年3月	17年3月	18年3月
最終出荷予測	10	20	15	15	20	10	25
総予測	0	0	0	15	20	10	25
期日超過総予測	0	0	0	45	0	0	0
正味予測	0	0	0	38	20	10	25
販売オーダー	0	0	0	15	7	0	0
需要合計	0	0	0	53	27	10	25

次のポイントでは、期日超過総予測メジャーを使用して、総予測がどのように消費されるかを理解する方法について説明します:

補充計画が3月15日に実行されると、最初の表に示すように、22ユニット(15 + 7)の販売オーダーは、3月12日と13日の12日の総予測の10ユニットを消費します。この消費後、3月13日に正味予測が8単位に設定されます。
補充プランが3月15日に実行された場合は、2番目の表で次の計算に注意してください:
- 遅延ネット予測はその日に移動され、38ユニット(8 + 15+ 15)として計算されます。
- 総予測は、常に現在の日付から表示され、3月15日に15ユニットになります。
- 期日超過総予測メジャーでは、計画開始日前の総予測が合計され、3月15日に45ユニット(10 + 20 + 15)になります。
わかりやすくするために、3月15日(期日超過総予測メジャーでは45ユニット、総予測メジャーでは15ユニット)に総予測を60ユニットとして計算できます。 60ユニットの総予測から22ユニットの販売オーダーを差し引くと、正味予測の値である38という数字が得られます。

期日超過総予測メジャーの使用については、次の点に注意してください:

ユーザー定義メジャー・カタログを使用している場合は、このメジャーをカタログに追加します。
メジャー計算では、現在のプラン・バケットの開始より後、プラン開始日より前である予測のみが考慮されます。

現在のプラン・バケットの開始より前であるが遅延予測日数以内の予測は、メジャー計算では考慮されません。
現在のプラン・バケットの開始より前であるが遅延販売オーダー日数以内のオープン販売オーダーは、プラン開始日に繰り越されます。これらの販売オーダーでは、現在のバケットの予測は消し込まれません。
遅延予測日数および遅延販売オーダー日数を有意な値に設定する必要があります。

これらのフィールドに値が指定されていない場合、値はゼロと見なされます。