原価会計配分のレビュー

1つの在庫トランザクションで、原価会計で会計データを作成する複数の原価トランザクションを生成できます。

「原価会計」作業領域で「原価会計配分のレビュー」ページを使用して、各トランザクションに関連する原価情報および配分、および受入トランザクションの受入レイヤーおよび出庫トランザクションの減耗レイヤーを確認します。

「原価会計配分のレビュー」ページで、検索基準を入力してトランザクションを検索できます。使用可能な検索パラメータは、「検索基準」オプションによって異なります。検索基準の定義に使用できる検索基準オプションを次に示します。

クラシック検索: これはデフォルトの検索基準オプションであり、すべてのトランザクションを検索できます。
参照番号: 購買オーダー、転送オーダー、販売オーダー、作業オーダーおよびトランザクション参照などの参照番号に基づいてトランザクションを検索します。
品目番号: 特定の品目の期間内のトランザクションを検索します。
原価計算ステータス: ステータスに基づいてトランザクションを検索します。この検索基準オプションは、原価計算されていない、またはエラー・ステータスのトランザクションを識別する場合に特に便利です。
トランザクション・タイプ: 指定した日付範囲内のトランザクションを検索し、トランザクション・タイプによってさらにフィルタします。
会計ステータス: 計上されていない、またはエラー・ステータスのトランザクションを検索し、未計上トランザクションによる突合せの問題を解決します。すべての会計ステータスがサポートされています。
- エラー: 期間内にエラーがあるすべてのトランザクションを検索します。
- 未計上: 期間内に計上されていないすべてのトランザクションを検索します。
- 下書き計上済: 期間内のすべての下書き計上済トランザクションを検索します。パフォーマンスを向上させるには、常にトランザクション日付範囲を短い期間に制限してください。
- 最終計上済: 期間内のすべての最終計上済トランザクションを検索します。パフォーマンスを向上させるには、常にトランザクション日付範囲を短い期間に制限してください。
- 複数: すべての原価トランザクション・レイヤーの配分が異なる会計ステータス(エラー、最終計上済など)であるトランザクションを検索します。
- 適用なし: 会計に適用できないトランザクションを検索します。例として、通貨の最小計上可能ユニット(MAU)未満の配分金額があります。
- 会計から除外: 原価プロファイル設定に基づいて、会計から除外されているトランザクションを検索します。例として、作業オーダーの在庫に含まれている廃棄トランザクションがあります。

ノート:

原価計算ステータスに基づいてトランザクションを検索する場合、全原価計算ステータスを使用すると、指定した期間および期間のほとんどすべてのトランザクションが役立たずになる可能性があります。

クラシック検索を実行すると、関連するすべてのトランザクションがページの表にリストされます。トランザクションごとに、関連するすべてのトランザクション詳細および原価計算詳細がリストされます。トランザクションの詳細は、トランザクションを選択して「詳細の表示」をクリックできます。「詳細」ポップアップ・ウィンドウでは、トランザクション・タイプに応じて、受入レイヤーまたは出庫レイヤーを表示できます。また、すべての原価情報と原価配分、トランザクション・エラー、仕訳がウィンドウの各タブにリストされます。

その他のすべてのオプションによる検索では、検索結果はページ上の異なるタブに分離されます。

原価トランザクション: 在庫および会社間の物理トランザクションおよび論理トランザクションを表示します。
原価調整: 受入原価および在庫価額に対する手動または自動の原価調整を表示します。
売上原価トランザクション: 売上原価認識トランザクションを表示します。
作業オーダー・トランザクション: リソース、工程廃棄および仕掛ジョブ・クローズ・トランザクションを表示します。

タブ名の横に色付きの円が表示され、タブに検索結果が含まれていることが示されます。クラシック検索と同様に、トランザクションごとに、関連するすべてのトランザクション詳細および原価計算詳細がリストされます。トランザクションの詳細はやはり、トランザクションを選択して「詳細の表示」をクリックできます。

原価配分詳細レポートの実行

「原価会計配分のレビュー」ページから、原価配分詳細レポートを実行できます。このレポートは、クラシック検索以外のすべての検索基準オプションについて生成できます。

入力した検索基準について、このレポートには、会計明細タイプ、勘定科目、計上済金額などの原価配分および会計情報が、基本的なトランザクション情報とともにスプレッドシートにわかりやすい形式でリストされます。

このレポートは、「スケジュール済プロセス」作業領域から実行することもできます。