作業オーダー・クローズ・トランザクションが原価計算されないのはなぜですか。
対応するすべての製品完了、資材およびリソース・トランザクション、廃棄トランザクションなどで原価計算されていないと、作業オーダーをクローズできません。 したがって、作業オーダーの他のすべてのトランザクションで原価計算されているかどうかを確認する必要があります。
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「原価会計配分のレビュー」ページで、作業オーダー完了および作業オーダー・クローズ・トランザクションに対して原価配分が作成されているかどうかを確認します。
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配分が作成されていない場合は、ページの「エラー」タブで、作業オーダー・トランザクションに対応するエラーがないかを確認してください。 エラーがある場合は、それらを解決し、原価プロセッサを再度実行します。
期間クローズ例外レポートのエラーも確認できます。
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作業オーダーで使用しているすべての品目(入力および出力)で原価使用可能になっているかどうかを確認します。 いずれかが原価使用可能でない場合は、それらの品目の原価計算を使用可能にし、必要なスケジュール済プロセスを再実行してください。
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作業オーダー・クローズ・トランザクションに対する「待ち状態のトランザクションが存在する」というエラーがレポートに表示されるが、作業オーダー完了トランザクションにはエラーがない場合は、これらのいずれかの原因が考えられます。
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作業オーダーの資材出庫トランザクションが原価計算されていない場合は、マイナスの在庫が原因である可能性があります。 十分な手持数量があることを確認してください。 必要に応じて、適切な原価でその他受入を作成します。
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WIP資材返品またはWIP製品返品が原価計算されていない場合は、返品数量が出庫数量を超えている可能性があります。 出庫数量が常に返品数量以上であることを確認してください。
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作業オーダーの他のすべてのトランザクションが記帳および原価計算されているのに、作業オーダー完了トランザクションのみが原価計算されていない場合は、一部完了が原因である可能性が高いと考えられます。 一部完了の場合は、品目原価プロファイルの「暫定完了」オプションが適切に設定されているかどうかを確認します。 このオプションが作業オーダー・クローズ時に設定されている場合、作業オーダーのクローズとともに製品完了が原価計算されることに注意してください。
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また、品目原価プロファイルで「トランザクション日別原価の処理の強制」オプションが有効になっているかどうかも確認してください。 このオプションが有効な場合は、原価計算されなかった品目と評価ユニットの組合せの最初のトランザクションを特定して、問題を解決します。 この品目と評価ユニットの組合せに対する後続のトランザクションのみが処理されます。