ユーザーおよびロールのアクセス監査レポート
ユーザーおよびロールのアクセス監査レポートは、指定したユーザーまたはロールに付与された機能およびデータ・セキュリティ権限の詳細を提供します。 この情報は、セキュリティ・コンソールに表示されるユーザーまたはロールの情報と同じです。
このレポートは、アプリケーション・セキュリティ表のデータに基づいています。これらのデータは、「ユーザーおよびロールのインポートのアプリケーション・セキュリティ・データ」プロセスを実行することにより、移入されます。 ユーザーおよびロールのアクセス監査レポートを実行するには:
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「スケジュール済プロセス」作業領域で、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
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「ユーザーおよびロールのアクセス監査レポート」プロセスを検索して選択します。
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「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスで、パラメータを設定し、「送信」をクリックします。
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「OK」をクリックして確認メッセージを閉じます。
「すべてのロール」レポートの「ロール名」列には、ロール階層の最上位にあるロールのみが含まれます。 ロール階層の下位にあるロールを確認する場合は、目的のロールのフィルタを継承ロール階層列に適用します。
ユーザーおよびロールのアクセス監査レポートのパラメータ
対象就業者タイプ
このパラメータを次の値のいずれかに設定し、1人のユーザー、1つのロール、複数のユーザーまたはすべてのロールに対してレポートを実行します。
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すべてのロール
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複数ユーザー
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ロール名
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ユーザー名
ユーザー名
単一のユーザーのユーザー名を検索して選択します。
このフィールドは、「対象就業者タイプ」が「ユーザー名」に設定されている場合にのみ使用可能になります。
ロール名
単一の集計権限、データ・ロール、ジョブ・ロール、抽象ロールまたは職務ロールの名前を検索して選択します。
このフィールドは、「対象就業者タイプ」が「ロール名」に設定されている場合にのみ使用可能になります。
次で始まるユーザー名: 自
ユーザー名の範囲にある最初のユーザー名の先頭からの1つ以上の文字を入力します。
このフィールドは、「対象就業者タイプ」が「複数ユーザー」に設定されている場合にのみ使用可能になります。 このフィールドに入力すると、すべてのユーザーのサブセットに対してレポートを実行できます。
次で始まるユーザー名: 至
ユーザー名の範囲にある最後のユーザー名の先頭からの1つ以上の文字を入力します。
このフィールドは、「対象就業者タイプ」が「複数ユーザー」に設定されている場合にのみ使用可能になります。 このフィールドに入力すると、すべてのユーザーのサブセットに対してレポートを実行できます。
次で始まるユーザー・ロール名
ロール名の先頭からの1つ以上の文字を入力します。
このフィールドは、「対象就業者タイプ」が「複数ユーザー」に設定されている場合にのみ使用可能になります。 このフィールドに入力すると、すべてのユーザーおよびロールのサブセットに対してレポートを実行できます。
データ・セキュリティ・ポリシー
「データ・セキュリティ・ポリシー」を選択して、任意の対象者のデータ・セキュリティ・レポートを表示します。 このオプションを選択解除のままにすると、機能セキュリティ・レポートのみが生成されます。
デバッグ
レポートにロールGUIDを含めるには、「デバッグ」を選択します。 ロールGUIDは、トラブルシューティングのために使用します。 Oracle Supportから求められた場合にのみこのオプションを選択します。
レポート結果の表示
レポートでは、選択したパラメータに応じて、1つまたは2つの.zipファイルが生成されます。 「データ・セキュリティ・ポリシー」を選択すると、データ・セキュリティ・ポリシー用と機能セキュリティ・ポリシー用の階層形式の2つの.zipファイルが生成されます。
ファイル名の形式は、[FILE_PREFIX]_[PROCESS_ID]_[DATE]_[TIME]_[FILE_SUFFIX]です。 ファイル・プリフィクスは、指定した「対象就業者タイプ」値によって異なります。
次の表は、各レポート・タイプのファイル・プリフィクス値を示しています。
レポート・タイプ |
ファイル・プリフィクス |
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ユーザー名 |
USER_NAME |
ロール名 |
ROLE_NAME |
複数ユーザー |
MULTIPLE_USERS |
すべてのロール |
ALL_ROLES |
次の表は、各レポート・タイプのファイル・サフィクス、ファイル形式、ファイル・コンテンツを示しています。
レポート・タイプ |
ファイル・サフィクス |
ファイル形式 |
ファイル・コンテンツ |
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任意 |
DataSec |
CSV |
データ・セキュリティ・ポリシー。 .zipファイルには、すべてのユーザーまたはロール用のファイルが1つ含まれています。 データ・セキュリティ・ポリシー・ファイルは、「データ・セキュリティ・ポリシー」を選択した場合にのみ生成されます。 ノート: このレポートの生成には時間がかかるため、必要な場合にのみデータ・セキュリティ・ポリシーを抽出します。
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任意 |
Hierarchical |
CSV |
階層形式の機能セキュリティ・ポリシー。 .zipファイルには、各ユーザーまたはロール用のファイルが1つ含まれています。 |
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CSV |
CSV |
カンマ区切りの表形式の機能セキュリティ・ポリシー。 |
このプロセスでは、診断ログが含まれた.zipファイルも生成されます。
たとえば、2015年12月17日午後1時30分にプロセスID 201547で、「データ・セキュリティ・ポリシー」オプションを選択してジョブ・ロールに関するレポートを実行した場合、次のレポート・ファイルが生成されます。
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ROLE_NAME_201547_12-17-2015_13-30-00_DataSec.zip
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ROLE_NAME_201547_12-17-2015_13-30-00_Hierarchical.zip
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Diagnostic.zip