一般的なトラブルシューティングの設定に関するガイドライン
アプリケーション関連の問題をヘルプ・デスクと共有する目的で、ユーザーは画面上で問題を再現しながら、その様子を記録できます。 これらの記録内容はヘルプ・デスクが問題のトラブルシューティングを行う際に役立ちます。
一部の上級ユーザーは、「このページの情報」ダイアログ・ボックスに詳細情報が表示されることも期待する場合があります。 そのため、トラブルシューティング用にアプリケーションを設定する際は、問題の記録および表示に必要なアクセス権が必ずユーザーに付与されるようにしてください。 また、同時に記録できるユーザーの数を決定することも重要です。
アクセス
次の権限を継承するロールが適切なユーザーに割り当てられていることをセキュリティ管理者に確認します。
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問題の記録および表示(FND_RECORD_AND_VIEW_ISSUE_PRIV): 基本的な記録を作成するため
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問題の記録の拡張オプションの設定(FND_SET_ISSUE_RECORDING_ADVANCED_OPTIONS_PRIV): 記録を開始する前に拡張オプションを設定するため
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バージョン情報の表示(FND_VIEW_VERSION_INFORMATION_PRIV): アプリケーションの技術コンポーネントのバージョンを確認するため
ユーザー数
記録はサーバーに格納され、デフォルトでは、各サーバーで最大5人のユーザーが同時に記録できます。 パフォーマンス上の理由から、「問題を記録できるユーザーの最大数」(ORA_FND_RECORD_ISSUE_MAX_USERS)プロファイル・オプションを5より小さい数値に設定できます。