品目およびサプライヤ・サイト参照データ共有
一部の製品(品目やサプライヤ・サイトなど)では、参照データ共有のために特別なロジックが必要とされ、データ共有にそのドメイン固有の方法が実装されました。
品目
倉庫または製造施設の間で品目を共有する場合、共通の品目マスターを介してそれらにアクセスできます。 企業体系に基づいて、企業の品目マスターを1つまたは複数構成します。 保守がより単純かつ効率的になるため、品目マスターを1つにすることをお薦めします。 ただし、まれに複数の品目マスターが役に立つこともあります。 たとえば、別の企業を買収し、既存の取扱商品の運営を別個に継続する場合、第2の品目マスターを保持することが最善の判断となることがあります。
サプライヤ・サイト
特定のサプライヤが指定の商品を供給することを承認し、必要が生じた場合にそれらのサプライヤから購入する権限を自社のビジネス・ユニットに与えることができます。 たとえば、家庭用洗剤製造業者は、製品を製造するために染料、プラスチックおよび香料を必要とします。 香料の備えとして、主要サプライヤから70%を購入し、残りの30%を別のサプライヤから購入します。 同時に、各ビジネス・ユニットはプラスチックおよび染料を同じサプライヤから購入しますが、その購入は別のローカル・サプライヤ・サイトから行い、輸送費を抑えます。
ビジネス・ユニットに固有のサプライヤ・サイトを実装するために、Oracle Fusion Cloud Procurementでは、サプライヤ条件のネゴシエーションに責任があるビジネス・ユニットにより所有および管理されるサプライヤ・サイトを定義する方法がサポートされています。 調達ビジネス・ユニットを使用して定義されたサービス・プロバイダ関連を持つその他のビジネス・ユニットは、サプライヤ・サイト割当機能を使用して、サプライヤ・サイトをサブスクライブします。 また、調達では、ビジネス・ユニット間で次の調達データ・オブジェクトを共有できます。
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サプライヤ資格データ(承認済サプライヤ・リストなど)
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カタログ・コンテンツ(契約、スマート・フォーム、公開ショッピング・リスト、コンテンツ・ゾーンなど)
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調達構成データ