カスタム・サブジェクト領域の日付

カスタム・サブジェクト領域のフィールドを選択すると、2つの追加構成ステップの日付フィールドのみを確認できます: 日付平準化および1つの標準日付フィールドの選択を許可します。

最初に、一定期間にわたるレポート・データの集計を可能にする日付リングに対して1つ以上のフィールドを有効にできます。 1つのフィールドを標準日付にすることもできます。これにより、このカスタム・サブジェクト領域を標準時間ディメンションに結合できます。この共通日付を使用すると、ユーザーは単一のレポートで複数のサブジェクトエリアのデータをフィルタ処理し、日付階層をドリルアップおよびドリルダウンできます。日付リングと標準日付の概念について詳しく見ていきましょう。

日付リングが役立つ理由

日付リングを使用すると、トランザクション・データに関する追加の日付コンテキストが提供され、カレンダ属性によるデータのフィルタリングが可能になります。日付リングとは、カスタム・サブジェクト領域の日付フィールドをBIコンポーザの大規模なカレンダ・オブジェクトに接続(マッピング)することを意味します。その後、BIコンポーザで、その日付フィールドが一連のカレンダ属性とともに表示されます。 (カレンダ・オブジェクトは、企業カレンダと会計カレンダの両方をサポートしています。) アナリティクスを設計する際には、その日付フィールドと関心のあるカレンダ属性(曜日名、週、月、エンタープライズ四半期など)を選択します。結果のアナリティクでは、トランザクション・データが、追加した有用な日付コンテキストとともに表示されます。

たとえば、レポートには、商談レコードのセットと、作成された企業四半期を表示できます: Q1、Q2など。日付リングです。また、月曜日や水曜日など、商談が作成された日を知る必要がある場合もあります。それも日付平準化です。

入力されたすべてのオーダーのレポートを確認したい場合がありますが、入力された企業の四半期を把握しておく必要があります。販売オーダー・オブジェクトの作成日に日付平準化を有効にすると、企業四半期ごとのオーダーを表示するアナリティクスを作成できます。

その報告書をもう少し詳しく見てみよう。 2019 Q1で作成されたオーダーのみを表示する場合があります。このレポートを設計する場合は、企業四半期にフィルタを追加して、四半期が2019 Q1と等しいレコードのみを表示します。

日付フィールドに対して日付リングを有効にしない場合、BIコンポーザで後ほど、その日付フィールドはアナリティクに含めるために表示されますが、追加されたカレンダ属性は非常に役立たなくなります。

日付レベリングの構成

日付リングを構成するには、ガイド付きトレイン・プロセスの「日付の構成」ステップを使用して、日付フィールドのリングを許可または禁止します。平準化の許可チェック・ボックスを表示するには、「日付フィールド」列のフィールド・リストを展開する必要がある場合があります。

レポートする日付に対してのみ日付リングを有効にします。また、カスタム・サブジェクト領域を公開した後も、いつでも戻って日付平準化の追加日付を選択してから再公開できます。

正規日が役に立つ理由

カスタム・サブジェクト領域の標準日付は、BIコンポーザでカスタム・サブジェクト領域を標準サブジェクト領域に結合すると、標準日付が自動的に標準時間ディメンションに結合されるため便利です。時間ディメンションには日付階層が含まれているため、作成するアナリティクスで日付階層をドリルアップおよびドリルダウンできます。

まず、正規の日付がどこから来ているかを理解しましょう。標準オブジェクトには、標準日付がすでに定義されています。これらのフィールドは、標準オブジェクトのフィールドをカスタム・サブジェクト領域に追加するときにフィールド・ステップで確認できます。 (正規日付の日付フィールドは、正規日付候補者列にチェック・マークが付きます。) ユーザーが日付階層をドリルアップおよびドリルダウンできるレポートを設計する場合は、カスタム・サブジェクト領域に標準日付フィールドを含めます。しかし、これは最初のステップにすぎません。

次の日付の構成ステップで、正規日付列のそのフィールドのラジオ・ボタンを選択する必要があります。これは、カスタム・サブジェクト領域の最下位標準オブジェクトに対してのみ、1つのフィールドに対してのみ実行します。標準オブジェクトでは、結合先の標準時間ディメンションを持つBIコンポーザに対応するサブジェクト領域がカスタム・オブジェクトにないため、標準オブジェクトでのみ使用できます。

日付階層のドリルダウン例を見てみましょう。ユーザーが、四半期のクローズ済商談の販売コミッション金額を表示し、ドリルダウンして週別の金額を表示する場合があります。ドリルアップして年別の金額を表示する場合があります。これはドリルアップとドリルダウンです。これを実現するには、次を実行する必要があります:

アプリケーション・コンポーザで、商談売上と商談売上のカスタム・サブジェクト領域を作成します。明細クローズ日は商談売上オブジェクトの標準日付です。
BI Composerでは、次のことを実行します:
1. カスタム・サブジェクト領域と営業などの標準サブジェクト領域の両方を含む分析を作成 - CRMパイプライン。
2. 少なくとも「販売コミッション」フィールドを含める以外に、SalesからEnterprise Timeなどの分析に日付階層を含めます - CRMパイプラインの時間ディメンション・フォルダ。

標準日付の構成

どの日付フィールドを標準日付にするかを指定するには、ガイド付きトレーニング・プロセスの「日付の構成」ステップを使用します。カスタム・サブジェクト領域の標準日付として日付フィールドを有効にするには、カスタム・サブジェクト領域の最下位標準オブジェクトの日付フィールドを表示し、標準日付列の目的の日付フィールドのラジオ・ボタンを選択します。正規日付ラジオ・ボタンを表示するには、「日付フィールド」列のフィールド・リストを展開する必要がある場合があります。

新しいカスタム・サブジェクト領域と既存のカスタム・サブジェクト領域の両方に標準日付を追加できます。

標準日付なしでカスタム・サブジェクト領域を公開する場合は、後で戻って標準日付を選択してから再公開できます。