フィールド値を使用したページ表示の制御
定義する条件に応じて、ページ・レイアウトを使用するユーザーとページの表示が異なります。
レイアウトに設定できる条件の1つは、レコードのタイプに基づきます。エンド・ユーザーは、実行時にフィールドから値を選択して指定します。 たとえば、オープン商談には、クローズした商談では表示されない特定のフィールドを表示できます。
レコード・タイプ・フィールドと呼ばれる特別な種類の選択リスト・フィールドで、ページ・レイアウトの表示をこのように制御します。 レコード・タイプ・フィールドは、指定した値リストを含む選択リスト・フィールドです。
オブジェクトごとに作成できるレコード・タイプ・フィールドは1つのみです。
レコード・タイプ・フィールドの作成
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アプリケーション・コンポーザで、ページ・レイアウトを作成するオブジェクトにナビゲートします。
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オブジェクトを展開し、フィールド・ノードをクリックします。
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フィールド・ページのカスタム・タブで、「カスタム・フィールドの作成」をクリックします。
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「レコード型」を選択し、OKをクリックします。
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フィールド表示名やフィールドが必須か更新可能かなど、基本的なフィールド属性を入力します。
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選択リストに表示する値リストを構成します。 事前定義済参照タイプを選択するか、新しい参照タイプを作成できます。
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ロールによって実行時に表示される値リストを制限するために、特定の選択リスト値に対するアクセス権を持つロールを構成します。
カスタム・ロールは、すべての顧客に対してOracleが提供する事前定義済ロールのコピーで、デフォルトで表示されます。 ただし、オプションで、事前定義済ロールを表示することもできます。
次に、フィールドを表示するアプリケーション・ページ・レイアウトにフィールドを追加します。 このステップについては、次のセクションで説明します。
レコード・タイプごとにページ・レイアウトを作成
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アプリケーション・コンポーザで、オブジェクトを展開し、ページ・ノードを選択します。
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「アプリケーション・ページ」タブで、レコード・タイプに対して作成するページ・レイアウトを検索します。
たとえば、オープン商談のページ・レイアウトを作成するには、詳細ページ・レイアウト・リージョンで標準レイアウトを選択し、レイアウトの複製アイコンをクリックして、重複するカスタム・レイアウトで変更を加えます。
ノート:ランディング・ページ(リスト・ページ)カスタム・レイアウトにレコード・タイプ条件を追加することはできません。
標準レイアウトから作成する最初のカスタム・レイアウトは、デフォルトのカスタム・レイアウトと呼ばれますが、必要に応じて名前を変更できます。 Oracleでは、デフォルトのカスタム・レイアウトに条件を追加しないことをお薦めします。 作成した後続のカスタム・レイアウトに、レコード・タイプ条件およびその他のすべての条件を追加できます。
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選択したレイアウトにレコード・タイプ・フィールドを追加します。
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レイアウトを編集して保存した後、タイプ列で選択リスト値を選択します。
実行時に、エンド・ユーザーがこの値を選択すると、このレイアウトが表示されます。
注意:レコード・タイプ・フィールドの作成時に、ロール別に値リストを制限することもできます。 レイアウトにロール条件も割り当てる場合は、両方のロール条件が補完的であることを確認します。
ページ・レイアウト表示を制御するための選択リスト値の割当て
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オブジェクトのレコード・タイプ・フィールドを作成します。
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オブジェクトの作成ページや詳細ページ(編集ページ)など、フィールドを表示するアプリケーション・ページにフィールドを追加します。
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各選択リスト値をレイアウトに割り当てます。
ランディング・ページ(リスト・ページ)のカスタム・レイアウトでは、レコード・タイプの条件はサポートされていません。
実行時に、エンド・ユーザーがフィールドから値を選択すると、ページの表示は、フィールド値に関連付けたアプリケーション・ページ・レイアウトと一致するように変更されます。
レコード・タイプごとのページ・レイアウトの例
レコード・タイプ・フィールドとその値に対して作成するページ・レイアウトの例を次に示します:
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商談がクローズされたときにのみ、商談に「クローズ事由」フィールドを表示します。
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製品カテゴリに応じて様々なページ・レイアウトを表示します。 たとえば、製品カテゴリが物理品目である場合、または製品カテゴリがサービス・パックである場合は、異なるフィールドを表示します。
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通話、タスク、ポイントなど、活動のタイプに応じて異なるページ・レイアウトを表示します。