相互参照列プロパティ
両方の列がパーセント列でなければ、一方の列のデフォルト値として他方の列の値を使用できます。
その他方の列は、同じワークシートにあっても、同じプランの別のワークシートにあっても、別のプランのワークシートにあってもかまいません。 たとえば、マネージャが給与および賞与の変更を計画しているときに、ワークフォース報酬サイクルのすべての報酬が表示されるようにするとします。 これらの変更は別々のプランを使用して行われるため、他方のプランの関連する金額を相互参照します。
- 給与プラン・ワークシートで、その他のレート列やユーザー定義列など、賞与金額をデフォルト値として表示する列を有効にします。
- 賞与プラン・ワークシートで、給与額をデフォルト値として表示する同様の列を有効にします。
または、マネージャがサイクルで使用する複数のプランの報酬変更を表示する単一の報酬変更文書を生成するとします。 連絡タスク・ワークシートのみを持つプランを作成します。 続いて、次に示すように列を有効にして構成します。
報酬変更文書の列 | 相互参照 |
---|---|
報酬額 - コンポーネント1 | 功績プラン、「報酬額 - コンポーネント1」列 |
報酬額 - コンポーネント2 | 賞与プラン、「報酬額 - コンポーネント1」列 |
報酬額 - コンポーネント3 | 株式プラン、「報酬額 - コンポーネント1」列 |
相互参照があるワークシートには、個人がそのデータに対する変更を保存するとすぐに最新の参照データが表示されます。
相互参照プラン
開始されたサイクルがないプランであっても、すべてのアクティブなプランから列を相互参照できます。 同じプラン・ワークシート内の同じ列を相互参照して、前のワークフォース報酬サイクルの値を使用することもできます。 たとえば、マネージャが現在のサイクルでプラン変更を行うときに、前のサイクルのターゲット金額または賞与を考慮するようにします。
マネージャは、開始されたサイクルがないプランについてはデフォルト値を表示できません。 関連するプランに対して「ワークフォース報酬サイクルの開始」プロセスを実行する必要があり、これにより、デフォルト値が表示されます。
サイクルの照合
開始済のどのワークフォース報酬サイクルから参照値を取得するかを指定する方法を次に示します。 プラン・サイクル名および抽出日は、このワークシートを持つプランと相互参照プランのプラン・サイクル構成から取得されます。
値 | 摘要 |
---|---|
同一サイクル抽出日 | このプランのサイクルと同じHRデータ抽出日を持つプラン・サイクルから参照データを取得します。 |
同一サイクル表示名 | このプランのサイクルと同じ名前を持つプラン・サイクルから参照データを取得します。 |
前のサイクル抽出日 | このプラン・サイクルのHRデータ抽出日に最も近いが、それより前の抽出日を持つプラン・サイクルから参照データを取得します。 |
最新サイクル抽出日 | このプラン・サイクルの抽出日に関係なく、最新のプラン・サイクルから参照データを取得します。 この値は通常、常に使用可能であり、新しいサイクルの実行後に自動的にクリアされるプランで使用します。 |
リファレンス
それぞれのワークシート列の詳細は、My Oracle Support (support.oracle.com)のWorkforce Compensation Worksheet Configuration Definition (ドキュメントID 1450891.1)を参照してください。 次の情報を参照することもできます。
- Oracle Fusion Global HR Cloud Serviceのフィールドに直接マップされる列のナビゲーション・パス
- プラン相互参照を使用して列の値をデフォルト設定できるかどうか
- 個人が自分のプラン予算およびタスク・ワークシートで値を更新できるかどうか。