個人のスケジュールの識別方法
個人の勤務時間は様々な方法で設定できます。 そのため、選択した期間の個人の正式なスケジュールを識別するプロセスでは、個人の現在のスケジュールまたは勤務時間が使用されます。 また、該当するカレンダ・イベント、勤務スケジュールのリソース例外、および休暇欠勤エントリも考慮されます。
検索順序
- 公開済スケジュール
- 雇用勤務週
- プライマリ勤務スケジュール
- 標準勤務時間
スケジュールが見つからない場合は、デフォルト時間である午前8:30から午後5:00が使用されます。

公開済スケジュール(ワークフォース管理)
公開済スケジュールは、各個人の雇用勤務週、プライマリ勤務スケジュールまたは標準勤務時間を使用して作成されます。 また、他のスケジューリング・アプリケーションの公開済スケジュールを使用して作成することもできます。 公開済スケジュールには該当するカレンダ・イベントおよび休暇欠勤が表示されます。
雇用勤務週
個人の雇用レコードには、その個人の雇用勤務週の設定を含めることができます。 勤務週から作成されたスケジュールには、該当するカレンダ・イベントおよび休暇欠勤も表示されます。
プライマリ勤務スケジュール
プライマリ勤務スケジュールは次のいずれかのレベルにリンクしています。 勤務スケジュールから作成されたスケジュールには、割り当てられているカレンダ・イベントやリソース例外、および該当する休暇欠勤も表示されます。
- 個人のプライマリ・アサイメント
- ポジション
- ジョブ
- 部門
- 事業所
- 雇用主
- 企業
プロセスは、指定された順序でスケジュール階層内を移動し、プライマリ・スケジュールが見つかるとすぐに停止します。 この階層例では、3つのレベルに関連付けられたプライマリ勤務スケジュールを示します。

部門1と部門3には主スケジュールがないため、企業レベルの主スケジュールは、1つの例外を除いて全員に適用されます。 部門3の1人は、プライマリ・アサイメントのスケジュールを持っています。 このプライマリ・アサイメントのスケジュールが、企業レベルのスケジュールのかわりに適用されます。 部門2にはプライマリ・スケジュールがあり、その部門の全員に適用されます。
プライマリ勤務スケジュールに存在するカレンダ・イベントおよびリソース例外は、レベルに関係なく全員のスケジュールに影響します。 選択した期間中にレポートされる休暇欠勤も、個人のスケジュールに影響します。
標準勤務時間
個人のプライマリ・アサイメントには、その個人の標準勤務時間が含まれます。 これらの時間から作成されたスケジュールには該当するカレンダ・イベントおよび休暇欠勤も表示されます。