原価計算相互検証ルール

相互検証ルールは、原価計算プロセス中に給与原価勘定科目組合せを検証するために使用されます。

選択した値が有効な組合せでないと判断されたルールの場合、組合せは作成されず、一般会計には移動されません。相互検証ルールには、条件フィルタと検証フィルタの両方が含まれます。アプリケーションでルールが評価されるイベントを記述する条件フィルタが満たされると、検証フィルタが適用されます。条件フィルタが満たされない場合、検証フィルタは適用されません。検証フィルタ条件も、組合せが作成されて一般会計に送信される前に満たす必要があります。

HCMデータ・ローダーを使用して、給与原価計算キー・フレックスフィールド・セグメントに対して相互検証ルールを定義します。必ず終了日を設定するか、新しい相互検証ルールに違反する既存の原価勘定科目組合せを使用不可にしてください。それ以外の場合は、新しいルールは適用されません。

相互検証ルールの作成

許可または許可しない給与原価計算キー・フレックスフィールド内の値の組合せを決定し、これらのクオリファイアを使用して条件フィルタを作成します。

この表は、相互検証ルール条件フィルタの作成に使用できるクオリファイアを示しています。

演算子	説明
STARTSWITH	次で始まる
ENDSWITH	次で終わる
=	次と等しい
<>	次と等しくない
<	より小さい
>	より大きい
<=	以下
=	次以上
BETWEEN ('-'を使用して2つの値を区切る)	次の間
NOTBETWEEN	次の間にない
CONTAINS	次を含む
DOESNOTCONTAIN	次を含まない
ISBLANK	空白である
ISNOTBLANK	空白でない

たとえば、Operationsという名前の会社ではMarketingという名前の特定のコスト・センターを使用できないと判断し、この組合せを防ぐための相互検証ルールを定義します。ルールによって会社条件フィルタが評価され、それが「操作」と等しいと判断されると、ルールによってコスト・センター検証フィルタが評価されます。検証フィルタによってコスト・センターがマーケティングと等しいと判断された場合、この組合せは作成されません。このルールは、マーケティング・コスト・センターがあるオペレーション会社以外の組合せには影響しません。

ノート:

OR演算子は、フィルタに複数の値(会社=オペレーションまたは会社=生産)があるときに使用されます。

検証フィルタを適用する前にフィルタする条件が複数ある場合は、AND演算子を使用します(会社=工程およびアルバニ=ビジネス・ユニットなど)。