補助元帳会計を戻し処理する給与プロセス
「補助元帳会計への転送の戻し処理」プロセスは、「会計の作成」プロセスで最終モードで転記された給与補助元帳会計仕訳を逆仕訳します。
給与原価計算エントリを戻し処理し、給与サイクルをロック解除するには、次のステップを実行します:
- 「補助元帳会計への転送の戻し処理」プロセスを発行して、元の会計仕訳を取り消すエントリを生成します。
- 最終会計モードで「会計の作成」プロセスを再発行して、仕訳を総勘定元帳(GL)に転記し、GLの元の会計仕訳を取り消します。
すべての給与処理が完了する前に誤って「会計の作成」を最終モードで送信した場合など、このプロセスを使用して、給与サイクルの早い段階で給与計算プロセスを訂正または完了できます。
原価計算結果を生成した給与計算プロセスごとに「補助元帳会計への転送の戻し処理」プロセスを送信します。 たとえば、通常の半月の給与計算実行に対して「会計の作成」を最初に送信し、8月31日の期間に対してすべてのQuickPayを実行したとします。 半月の給与計算の原価を戻し処理でき、QuickPayプロセスのコストは影響を受けません。
ノート: 補助元帳会計への転送の戻し処理が給与計算に対して実行されると、対応する給与計算に関連付けられた遡及原価計算および原価調整も元に戻されます。
「補助元帳会計への転送の戻し処理」プロセスでは、次のフロー・パラメータがサポートされています:
- 処理日: 補助元帳会計への転送の戻し処理の有効日を入力します。 これは必須パラメータです。
- 給与計算プロセス: 元の給与原価計算結果を生成し、補助元帳会計仕訳を戻し処理する特定の給与フローを選択します。 これは必須パラメータです。
- 給与関係グループ: 処理する給与関係を含む給与関係オブジェクト・グループの名前を選択します。 これはオプションのパラメータです。
- プロセス構成グループ: ロギングが必要な場合など、給与計算プロセスのルールの設定に使用するプロセス構成グループの名前を選択します。 これはオプションのパラメータです。
- 事由: 補助元帳会計への転送プロセスを戻し処理するためのフロー・タスクを発行する目的を入力します。 これはオプションのパラメータです。