フロー・スケジュールFormulaタイプ
フロー・スケジュールFormulaを使用して、現在のフローを送信するタイミングおよびフローの将来のインスタンスを送信する頻度を制御します。 事前定義のFormulaで要件を満たせない場合は、「FastFormulaの管理」ページでスケジュールFormulaを作成します。
たとえば、タイム・カードのバッチを毎日ロードするFormulaを作成し、一般的に就業者がタイム・カードを送信する給与期間の最終日には、回数を1日4回に増やすとします。 Formulaを作成して、抽出プロセスが新規着任者の詳細をチェックする頻度をスケジュールできます。
次に、スケジュールFormulaを作成または更新する際の考慮点をいくつか示します。
-
ユーザーがFormulaを選択しやすいように意味のある名前を指定します。
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Formulaを精査し、負の数値が含まれていないことを確認します。これはプロセスが継続するなどのエラー状態を発生させる可能性があります。
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Formulaの更新後、そのFormulaを使用しているスケジュール済フローを取り消します。 フローを再送信し、更新した定義を適用します。
このタイプのFormulaではSCHEDULED_DATE (スケジュール日)コンテキストを使用できます。
フロー・スケジュールFormulaで使用可能なデータベース・アイテムのリストを次に示します。
データベース・アイテム |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
FF_ADD_DAYS |
日付 |
日付に日数を足す関数 |
FF_ADD_MONTHS |
日付 |
日付に月数を足す関数 |
NEXT_SCHEDULED_DATE |
日付 |
次のフローをスケジュールする日付(計算で算出された値) |
SCHEDULED_DATE |
日付 |
フローのスケジュールに使用される日付 |
フロー・スケジュールFormulaで使用可能な入力変数は次のとおりです。
入力変数 |
データ型 |
必須 |
説明 |
---|---|---|---|
SCHEDULED_DATE(日付) |
日付 |
Y |
フローをスケジュールする日付 この日付がFormulaに渡されて、フローの次のスケジュール設定日が計算されます。 |
戻り変数には事前定義の名前を使用します。 これらは、フロー・スケジュールFormulaで使用可能な戻り値です。
戻り値 |
データ型 |
必須 |
説明 |
---|---|---|---|
NEXT_SCHEDULED_DATE |
日付 |
Y |
Formulaによって計算された次のフローをスケジュールする日付 |
この事前定義のFormulaは、フロー所有者が最初にフローを送信した日から週次でフローが送信されるようにフローをスケジュールします。
/***********************************************************
FORMULA NAME: Weekly
FORMULA TYPE: Flow Schedule
DESCRIPTION: Formula to return a date time.
Returns NEXT_SCHEDULED_DATE;
Formula Results :
NEXT_SCHEDULED_DATE This is a date time value with yyyy-MM-dd HH:mm:ss format.
************************************************************/
/* Inputs */
INPUTS ARE SUBMISSION_DATE(DATE), SCHEDULED_DATE(DATE)
/* Calculations */
NEXT_SCHEDULED_DATE = ADD_DAYS(SCHEDULED_DATE,7)
/* Returns */
RETURN NEXT_SCHEDULED_DATE
/* End Formula Text */
Formulaテキストの計算部分を小数や分数で置換すると、1日より短い単位を計算できます。 一日に何度かフローを送信する例をいくつか見てみましょう。
フロー送信 |
計算のFormulaテキスト |
---|---|
1日2回 |
ノート:
精度には、小数点以下10桁以上の値を入力します。 Formulaのテキストでは、小数点以下14桁までサポートされています。 |
毎時 |
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