定義済レート周期と連絡済レート周期の連携の仕組み
定義済レート周期と連絡済レート周期の値は、内部的に使用されるか、または加入者に表示されるレート額の時間ベースを設定します。
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定義済レート周期は、計算に使用されるレートや、その他の内部用途向けに格納されているレートの時間ベースを決定します。
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連絡済レート周期は、加入者に表示されるレートの時間ベースを決定します。
定義済レート周期、連絡済レート周期、およびプログラムのデフォルト通貨は、プログラム・レベルの属性です。 プラン構成で発生する例外が1つあります。 「プラン使用」フィールドを「プログラム外」に設定すると、「定義済レート周期」、「連絡済レート周期」、および「プランのデフォルト通貨」フィールドが表示されます。 この特殊なケースでは、これらの属性がプログラム外プラン構成の一部として指定される必要があります。 最初に、定義済レート周期、連絡済レート周期、および通貨が福利厚生プログラムまたはプログラム外プランに対して定義されます。 次に、レートの作成ページを使用して、それらの階層内の特定のオブジェクトに対する名前付きレートを定義できます。
定義済レート周期
「レートの作成」ページの「追加情報」セクションで定義した原価の時間ベースは常に、関連する定義済レート周期によって決定されます。

デフォルトのプログラムでは、健康福祉プログラムの通貨は米ドルです。 健康福祉プログラムの定義済レート周期は、「月次」です。 歯科PPOプラン(従業員+配偶者オプション)の「標準レートの作成」ページの計算タブでは、計算方法が「定数」に設定されています。 定数値は「32.50」に設定されています。
レートは、福利厚生オブジェクトが関連付けられているプログラムまたはプログラム外プランに対して定義された通貨を継承します。 この例では、健康福祉プログラムの通貨は米ドルです。 したがって、定義済レートは定数: 32.50米ドル/月になります。 この定義済レートは、後続の計算用に格納されます。
連絡済レート周期
連絡済レート周期は、加入者に表示される原価の時間ベースを決定します。 連絡済レート周期が定義済レート周期と異なる場合、加入者に連絡されるレートは、定義済のレートとは異なったものになります。 たとえば、定義済レート周期が月次で、年に12回の月次期間があるとします。 連絡済レートの周期は、年に26回の隔週期間など、加入者の給与期間であるとします。
順序 |
計算 |
説明 |
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1 |
(月当たり32.50米ドル) * (年に12か月) = 年間390米ドル |
定義済レートから連絡済レートに変換する際には、年間原価が最初に計算されます。 この計算は、歯科保健プランに従業員と配偶者で加入した場合の年間原価です。 |
2 |
(年に390米ドル) / (年に26給与期間) = 給与期間当たり15.00米ドル |
連絡済レートは、年間原価を連絡済レート周期の年間の期間数で乗算した値になります。 歯科保険の原価は加入者の隔週の支払小切手から控除されます。 連絡済レート周期は、「給与期間毎」に設定されています。 プラン年期には26回の給与期間があります。 |