Time and Laborの実装の概要
このルールベースの時間管理アプリケーションを使用すると、無期限従業員と派遣従業員の単純な勤務時間レポートと複雑な勤務時間レポートに対応できます。
- 個人は、タイム・カード、カレンダおよびwebクロックを使用して時間をレポートできます。 また、バッジや生体認証リーダーなどのサードパーティの時間収集デバイスを使用することもできます。
- ライン・マネージャは、自分の個人(委任者を含む)のタイム・カードをレポート、レビューおよび送信できます。
- 勤怠管理マネージャは、時間一括生成のタイム・カードおよびプロセスを使用して、個人の時間をレポート、レビューおよび送信できます。

webクロックおよびサードパーティ・デバイスの場合、インポート・プロセスはイベント関連の時間データを検証し、時間入力を作成または完了します。 勤怠管理マネージャは、この検証中に識別されたバッジおよび時間入力例外を解決します。
タイム・カードを保存または送信すると、時間入力ルールが実行され、レポート時間が検証されます。 マネージャは、この検証中に識別された時間入力例外を解決します。 次に、計算ルールは、時間入力ルールによって検証された時間データを使用して実行されます。 その後、時間コンシューマ検証は、関連する計算済時間データに対して実行されます。 最後に、時間コンシューマ管理者は、給与やプロジェクト原価計算など、さらに処理するために時間データを転送します。 このフローの要約を次に示します。

Time and Laborタスク・リスト
Time and Laborの設定タスクは、「設定およびメンテナンス」作業領域からアクセスします。 タスクは、「ワークフォース・デプロイメント」オファリング、「時間」および「労務」機能領域の一部です。
Time and Laborの処理に必要なOracle Global Human Resources Cloudをすでに実装している場合は、多くの前提条件タスクを完了しています。 タイム・カード入力に従って勤務時間を支払う場合は、「エレメントおよびFormula」機能領域のタスクも完了する必要があります。 グローバル人事管理の実装ガイドでは、これらのタスクについて説明します。
次の構成を完了するには、すべてのTime and Labor設定タスクを表示する必要があります:
- 時間入力
- 時間処理
- 時間収集デバイスのファイル処理