受取人登録のロードの例
受取人登録ビジネス・オブジェクトを使用して、複数の従業員の受取人を福利厚生サービスに指定します。
通常、死亡または事故の際に支払がある福利厚生プランの受取人を指定します。 加入者登録と同様、合併または買収に伴ってレガシー・システムから移行するとき、受取人データを一括でロードできます。
考慮事項
受取人登録をロードする前に、次の点を考慮する必要があります。
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受取人登録オブジェクトは、デフォルトの福利厚生関係または無制限福利厚生関係のいずれかを使用してロードできます。 ただし、同時に両方の関係を使用することはできません。
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受取人登録HCMデータ・ローダーを使用して、レコードを作成および更新できます。 レコードは削除できません。
受取人登録オブジェクトのロードの準備
受取人登録をロードする前に、次のことを行う必要があります。
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従業員名、住所、給与、連絡先詳細など、登録に必要なデータがHRアプリケーションで使用可能であることを確認します。 アップロード後、HRデータのエラーを検証することは困難になる場合があります。
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レガシー・システムからデータを移行するとき、証明を含めないでください。 これにより、完了した登録が再度一時停止される可能性があります。 証明を回避することにより、パフォーマンスが向上し、保留中の処理項目が減少します。
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一意の従業員数と、アプリケーションにロードする予定の登録の総数を決定します。 この情報は、抽出されたソース・データから取得できます。
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受取人に割り当てられた合計支払率の合計が100%になることを確認します。 プライマリ受取人と次順位受取人の両方に、100%が割り当てられている必要があります。
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適格ルールに基づいて選択肢を作成します。 選択肢が適格ルールに従っているかどうかを確認するには、適格基準に基づくランダム・チェックを使用します。
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データをロードするすべての従業員に対して、福利厚生関係を作成します。
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福利厚生関係が採用日および割当日に適切に連携していることを確認します。 たとえば、ライフ・イベントが処理される日付は福利厚生関係の日付に従う必要があり、福利厚生関係の日付は採用日以降である必要があります。
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潜在的ライフ・イベントの合計数が、データをアップロードする従業員の合計数と等しいことを確認します。 「評価およびレポート」作業領域の「プロセス」タブで、訂正ライフ・イベントの割当プロセスを使用して、潜在的ライフ・イベントに関連するデータを作成します。
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デフォルトを適用しないで加入評価プロセスを実行し、開始済イベントの数が前のタスクで決定した従業員の数と一致することを確認します。 このステージで発生したすべてのエラーを修正する必要があります。
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値が.datファイルのCloseLifeEvent属性に追加されていないことを確認します。 最初に登録データを確認し、その後、「ライフ・イベントのクローズ」プロセスを使用してライフ・イベントをクローズする必要があります。
.datファイルの生成
次のBeneficiaryEnrollment.datファイルの例では、受取人を福利厚生プログラムに指定します。
METADATA|BeneficiaryEnrollment|PersonNumber|BenefitRelationship|EffectiveDate|LifeEvent|LifeEventOccuredDate
MERGE|BeneficiaryEnrollment|300100010469441|Default|2015/01/01|PAN_DESG_LE|2015/01/01
METADATA|DesignateBeneficiary|Plan|Program|Option|BeneficiaryPercentage|BeneficiaryPersonNumber|BeneficiaryType|LineNumber|PersonNumber
MERGE|DesignateBeneficiary|BASIC_LIFE_PLAN|VISION_BENEFITS_PROGRAM|1xSALARY|100|300100010472847|Primary|1|300100010469441