原価コード組合せの更新の例

HCMデータ・ローダーを使用して、既存の原価勘定科目の組合せに終了日を設定するか無効化し、新しい組織ポリシーに基づいて無効な原価結果が作成されることを回避できます。

たとえば、会社Operationsはコスト・センターMarketingを使用できないと組織が決定しました。しかし、このデータを持つ原価勘定科目の組合せはすでに存在します。これらの組合せに対して終了日設定または無効化を行わないと、これらの組合せが原価計算プロセスによって参照され続け、原価計算結果が生成されることになります。

Cloud Customer Connect(https://cloudcustomerconnect.oracle.com/posts/0b2fb95bc4)にアップロードされているCost Combination Report.catalogを使用して、既存の原価コードの組合せをすべて確認できます。

次の例について考えてみます。

例1

2019年8月1日に発効する新しい組織ルールでは、資金4310の資金源を1010にすることはできません。しかし、これらの値を持つ原価コードの組合せはすでに存在します。そのため、「資金=4310、資金源=1010」を持つすべての組合せに、2019年7月31日の終了日を設定します。

この原価勘定科目の組合せの.datファイルを使用して、原価勘定科目の組合せに終了日を設定します。このデータ・ファイルはこの組合せを持つ単一のレコードを使用して作成されています。このセグメントの組合せを持つすべてのレコードを追加する必要があります。このデータを持つ既存のすべての原価勘定科目の組合せに終了日を設定すると、「FLEX-COMBINATION HAS EXPIRED」というエラー・メッセージが表示されます。給与レベルまたは部門レベルで仮勘定科目を設定している場合、仮勘定科目を使用して原価計算結果が作成されます。仮勘定科目がない場合は、給与計算処理でエラーが発生します。

この操作を実行するにはCostAllocationKeyflexIdを指定する必要があります。

METADATA|CostAccountCombination|CostAllocationKeyflexId|EndDateActive|IdFlexNum
MERGE|CostAccountCombination|300100032377007|2019/07/31|448

例2

新しい組織ルールでは、部門3710は前の期間を含めプログラム6530を使用することができません。この場合、HCMデータ・ローダーを使用して、これらの値を持つすべての原価コードの組合せを無効にできます。このデータを持つ既存のすべての原価勘定科目の組合せを無効にすると、「FLEX-COMBINATION DISABLED」というエラー・メッセージが表示されます。給与レベルまたは部門レベルで仮勘定科目を設定している場合、仮勘定科目を使用して原価計算結果が作成されます。仮勘定科目がない場合は、給与計算処理でエラーが発生します。

このデータ・ファイルはこの組合せを持つ単一のレコードを使用して作成されています。このセグメントの組合せを持つすべてのレコードを追加する必要があります。

この操作を実行するにはCostAllocationKeyflexIdを指定する必要があります。

METADATA||CostAccountCombination|CostAllocationKeyflexId|EnabledFlag|IdFlexNum
MERGE|CostAccountCombination|300100032377007|N|448