UAEの勤務終了詳細の概要
勤務終了詳細カードには、上書き金額や支払日など、祝儀金支払を正確に計算して処理するために必要なすべての情報が格納されます。
このカードを使用して、従業員が社会保険事務所に勤務終了報酬または年金を請求するかどうかを指定します。
考慮事項と前提条件
製品ライセンスが給与または給与インタフェースに設定されている場合、従業員の退職時に勤務終了詳細カードが自動的に作成され、祝儀金金額が計算されます。 また、祝儀金詳細カード・コンポーネントがカード関連付けとともに自動生成されます。 上書き値を指定する必要がある場合は、コンポーネント詳細にのみデータを移入します。
この情報の一括ロードが必要になる場合があります:
データ移行中:
祝儀金を正しく計算するには、勤務終了詳細情報がOracle Fusion Payrollに存在している必要があります。 HCMデータ・ローダーを使用して従業員退職レコードを移行した場合、デフォルトの勤務終了詳細カードが自動的に作成されます。 履歴上の理由から、祝儀金計算カードをアップロードして最終祝儀金支払日(以前の雇用で祝儀金支払が最後に行われた日付)を記録することがあります。
継続的な一括更新:
- 退職情報の一括アップロードを実行すると、デフォルトの勤務終了詳細カードが自動的に生成される場合があります(HDLを使用して退職レコードが作成された場合)。 この場合、デフォルトのカードを正しい祝儀金情報で更新し、必要に応じてコンポーネント詳細を作成して祝儀金上書き金額を取り込む必要があります。
法定控除および法定レポートに直接的な影響があるため、一括アップロードを実行する前に、勤務終了詳細カードおよびそこに含まれる情報について理解しておくことをお薦めします。 詳細は、Oracle Fusion HRMS for United Arab Emirates: 給与の実装および機能に関する考慮事項(文書ID 1565449.1)を参照してください。
勤務終了詳細計算カード・レコード・タイプ
勤務終了詳細カードは、HCMデータ・ローダーでグローバル給与計算カード・ビジネス・オブジェクトを使用してアップロードします。 この汎用オブジェクト階層は国固有の様々な要件をサポートするためのレコード・タイプを提供します。
コンポーネント | 機能説明 | ファイル弁別子 |
---|---|---|
計算カード | 計算カード・タイプおよび情報を取り込む従業員アサイメントを定義します。 | CalculationCard |
カード・コンポーネント | 計算カードに必要なデータをグループ化および分離するために使用します。 次の項では、この計算カードに適用されるカード・コンポーネントと、各カード・コンポーネントに必要な子レコードについて説明します。 | CardComponent |
コンポーネント詳細 | 各カード・コンポーネントに必要な各フレックスフィールド・コンテキストのコンポーネント詳細レコードを指定します。 | ComponentDetail |
カード関連付け | 計算カードと従業員のレポート先税レポート・ユニットを関連付けます。 | CardAssociation |
カード関連付け詳細 | カード・コンポーネントを従業員のアサイメントに関連付けます。 | CardAssociationDetails |
勤務終了詳細計算カード階層
勤務終了詳細に適用される計算カード・コンポーネントの階層を次の図に示します:
