カナダの標準控除項目カードの概要
標準控除項目は裁判所命令に基づく支払で、従業員の給与から差し引かれて裁判所または個人に支払われます。
各標準控除項目の控除項目詳細は、従業員に関連付けられている標準控除項目計算カードで取り込まれます。
考慮事項と前提条件
次の標準控除項目カードまたはカード・コンポーネントをロードする前に、いくつかの前提条件を満たしておく必要があります:
- 標準控除項目エレメント
- エレメント適格
- 第三者受取人
- 第三者支払方法
従業員の標準控除項目ごとに、適切な値を指定してカード・コンポーネントを作成します。 入力可能計算値は、標準控除項目タイプによって異なります。 定義した標準控除項目エレメントの値定義を抽出するレポートについては、Cloud Customer ConnectのトピックBI Publisherレポート: カナダ - 標準控除項目値定義を参照してください。
前提条件であるデータ構造の作成方法など、カナダの標準控除項目カードの詳細は、カナダの給与標準控除項目の技術概要を参照してください。 My Oracle Supportのカナダ情報センターを参照してください:
https://support.oracle.com/rs?type=doc&id=2102586.2ナビゲーション: CA -Payrollタブ > Technical Briefs: Involuntary Deductions
標準控除項目カード・レコード・タイプ
標準控除項目カードはグローバル給与計算カード・ビジネス・オブジェクトを使用して一括ロードされます。 この汎用オブジェクト階層は様々なローカライズ要件をサポートするためのレコード・タイプを提供します。
コンポーネント | 機能説明 | ファイル弁別子 |
---|---|---|
計算カード | 計算カード・タイプおよび情報を取り込む従業員給与関係を定義します。 | CalculationCard |
カード・コンポーネント | 計算カードに必要なデータをグループ化および分離するために使用します。 次のトピックでは、この計算カードに適用されるカード・コンポーネントと、各カード・コンポーネントに必要な子レコードについて説明します。 | CardComponent |
コンポーネント詳細 | 各カード・コンポーネントに必要な各フレックスフィールド・コンテキストのコンポーネント詳細レコードを指定します。 | ComponentDetail |
計算値定義 | 値定義の作成を可能にします。これによりカード・コンポーネントで上書き値を指定できるようになります。 特定の値定義の詳細は、次の項を参照してください。 | CalculationValueDefinition |
入力可能計算値 | 各計算値定義の上書き値を指定するために使用します。 | EnterableCalculationValue |
標準控除項目計算カード階層
標準控除項目に適用される計算カード・コンポーネントの階層は、レポートする標準控除項目のタイプによって異なりますが、通常は次のような構成になります:

標準控除項目タイプごとに個別のカード・コンポーネントが必要です。 従業員に用意される標準控除項目カードは1つのみです。
値定義が計算値定義および入力可能計算値のレコード・タイプを使用して指定されるのと同じように、カード・コンポーネント名はエレメント構成によって定義されます。
使用可能なフレックスフィールド・コンテキストは3つあり、そのうちのカナダ標準控除項目データ・コンテキストはオプションです。 これらのデータは、コンポーネント詳細レコード・タイプを使用してロードされます。
提供する属性の詳細は、カナダの標準控除項目カードのロードのトピックを参照してください。