給与定義および期間: 概要
給与定義には、支払計算や原価計算をいつ行うかを決定するカレンダとオフセット情報が含まれています。 支払周期の定義、処理スケジュールおよび特定の給与に関する他のパラメータが含まれます。
たとえば、従業員に月2回支払うには、月2回給与期間タイプを使用して給与定義を作成します。従業員の税金などの計算で正しい結果が得られるようになります。
既存の給与定義の最初の有効開始日と最終有効終了日は、いずれも変更できません。 給与定義を参照する他のオブジェクトの開始日以前の有効開始日で給与定義オブジェクトを作成します。
給与オフセット
給与オフセットを使用すると、給与サイクル・スケジュールを簡単に定義できます。 給与サイクル・イベントを特定日に発生させるか、期間の開始日または終了日からのオフセットに基づいて発生させるかを選択できます。 選択内容および指定するカレンダ年数に基づいて、給与の存続期間の完全なカレンダが生成されます。
この表では、オフセットできる事前定義済の給与サイクル・イベントについて説明しています。
日付 |
摘要 |
---|---|
計画送信日 |
ユーザーが給与計算を送信する日付。 |
締め日 |
給与情報を給与期間に入力できる最終日。 |
給与明細の使用可能日 |
受取人が給与明細を表示できる日付。 |
給与計算実行日 |
従業員詳細などの有効な値を取得するために給与計算プロセスで使用される日付。 |
対象日 |
給与プロセスが給与計算のエレメント・エントリを処理する日付。 対象日は、給与期間の有効日内にする必要があります。 |
支給日 |
従業員が支払済としてマークされた日付。 小切手支払の場合は、小切手が現金または預入に対して有効になる日付です。 電子送金(EFT)支払の場合は振替日です。 |
有効な支払方法
組織支払方法がこの給与定義にいつ使用されるかを決定する有効日を指定できます。 この日付範囲は、給与定義の有効日付範囲と組織支払方法の有効日付範囲の両方に収まる必要があります。
給与期間
給与期間は、各給与サイクル内の様々な日付と給与周期を表します。 給与期間は、給与の周期(週次や月次など)に基づく給与定義カレンダを保持します。 たとえば、銀行休業日を考慮して給与日数を調整できます。