個人検索キーワードの最適化方法
PER_KEYWORDS表のOracle Text索引は、「自分のクライアント・グループ」および「ディレクトリ」の個人検索で利用されます。 この索引は、時間とともに断片化し、検索結果の表示を遅延させることがあります。
プロセスを実行する理由
「個人検索キーワード索引の最適化」プロセスを実行することで、断片化した索引を識別し、全体的な検索パフォーマンスを向上できます。 このプロセスを起動するには、「ナビゲータ」→「ツール」→「スケジュール済プロセス」→検索結果表の「新規プロセスのスケジュール」ボタンを使用します。
最初に個人検索キーワードの更新プロセスを実行してから、個人検索キーワードの最適化プロセスを実行する必要があります。 両方のプロセスを同時にスケジュールすることはできません。 同時にスケジュールすると、2番目のプロセスは、開始の前に1番目のプロセスが完了するのを待機します。
プロセスを実行するタイミング
個人検索キーワード索引の最適化プロセスは、アクティビティが少ない時間に、「全体」モードと適切な最大時間のオプション付きで毎日実行する必要があります。 デフォルト時間は、180分です。 ただし、プロセスが長期間一貫して実行されていれば、所要時間は約10から30分のみで済みます。 顧客ベースのサイズ、システム使用量、データベース使用量、使用されるデータ・ローダー、索引の断片化、および「個人検索キーワードの更新」プロセスのスケジュールに基づいて、プロセスの実行頻度を決定できます。
個人検索キーワードの最適化のベスト・プラクティス
個人検索キーワードを最適化するためのベスト・プラクティスを次に示します。
推奨事項
- キーワード索引が断片化されないように、すべてのパラメータをnullに指定して、「個人検索キーワード索引の最適化」プロセスがオフピーク時間中に少なくとも週1回実行されるようにスケジュールします。
- 次の両方のプロセスが同時に実行されないようにスケジュールすることをお薦めします:
- 個人検索キーワードの更新
- 個人検索キーワード索引の最適化
そうした場合でも、2番目のプロセスは最初のプロセスの完了を待機してから開始します。
- たとえば、大量の個人レコードが毎日更新されるため、「個人検索キーワードの更新」プロセスが毎日実行されるようにスケジュールされているとします。 その場合は、「個人検索キーワードの更新」プロセスの直後に、すべてのパラメータをnullに指定した「個人検索キーワード索引の最適化」プロセスをスケジュールする必要があります。
禁止事項
「個人検索キーワード索引の最適化」プロセスが毎日複数回実行されるようにスケジュールしないでください。 これは、キーワード索引はこのような短期間に激しく断片化されないと考えられるためです。