特定のタスクが完了した後のタスク実行者の決定の例

特定のタスクについて、ジャーニが就業者に割り当てられているときにタスク実行者を評価しない場合があります。

たとえば、就業者のライン・マネージャまたは職責範囲(AoR)は、実行するタスクが割り当てられる前に、組織を離れるか、ロールに変更があります。この場合、タスク実行者を決定するのは、実際のタスク・アサイメント時のみです。

タスク実行者を決定するには、タスク・グループ機能を使用してタスク・グループを作成し、ライン・マネージャまたはAoRで実行するグループにタスクを追加します。この例では、HR担当者として、3つのタスクを含むタスク・グループを作成する必要があります。ライン・マネージャとAoRは、新規採用のオンボーディングの一環としてこれらのタスクを実行する必要があります。このタスク・グループを、前に作成したオンボーディング・ジャーニ・テンプレートに追加します。

開始する前に

「New Hire Onboarding for Vision Corp」というタイトルのオンボーディング・ジャーニ・テンプレートを作成します。
この例では、オンボーディング・ジャーニ・テンプレートでそれぞれ連番1および2の2つのタスクを作成したと想定しています。この場合、タスク実行者は従業員です。
1. タスク1 - 新規採用へようこそ
2. タスク2 - 機密保持契約の署名

マネージャおよびHR管理者オンボーディング・タスク・グループの作成

ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」タブをクリックします。
「クイック処理」の下にある「詳細の表示」をクリックします。
「ジャーニ設定」領域で、「タスク・グループ」をクリックします。
「タスク・グループ」ページで、「作成」をクリックします。
「タスク・グループの作成」オプションを保持します。
タスク・グループ名に「マネージャおよびHR管理オンボーディング」と入力します。
「ドラフトの作成」をクリックします。
「マネージャおよびHR管理オンボーディング」ページの「概要」タブで、「タスク」セクションの「追加」ドロップダウン・リストをクリックし、「新規タスク」を選択します。

タスク3、タスク4およびタスク5について、この表に示されている値を入力し、「保存」をクリックします。その他のフィールドでは、デフォルト値を使用します。

フィールド	タスク3の値	タスク4の値	タスク5の値
タスク名	雇用詳細のレビュー	ようこそキットの送信	オフィス機器の調達
順序	3	4	5
このタスクを必須に設定	はい	はい	はい
実行者	ライン・マネージャ	ライン・マネージャ	職責範囲
実行者職責タイプ	該当なし	該当なし	人事担当者
タスク・タイプ	アプリケーション・タスク	手動タスク	外部URL
アプリケーション・タスク	雇用情報	該当なし	該当なし
タスクURL	該当なし	該当なし	https://www.oracle.com
期間	5	5	5
時間単位	日数	日数	日数
タスクはいつ失効しますか?	割当日後	割当日後	割当日後
何日後に?	7	7	7

「マネージャおよびHR管理オンボーディング」ページで、「アクティブ化」をクリックしてタスク・グループ・ステータスをアクティブ化します。

ジャーニにタスク・グループを含める: Vision Corpの新規採用オンボーディング

ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」タブをクリックします。
「クイック処理」の下にある「詳細の表示」をクリックします。
「ジャーニ設定」領域で、「ジャーニ・テンプレート」をクリックします。
「ジャーニ・テンプレート」ページで、「Vision Corpの新規採用オンボーディング」ジャーニ・テンプレートを検索してクリックします。
「Visionコーポレーション」の新規採用オンボーディング・ページの「概要」タブの「タスク」セクションで、「追加」ドロップダウン・リストをクリックし、「タスク・グループからのタスクの追加」を選択します。

次の表に示すように値を入力します。前のタスクは、オンボーディング・ジャーニ・テンプレートで以前に作成したタスク2です。

フィールド	値
タスク名	マネージャおよびHR管理のオンボーディング・タスク
順序	3
このタスクを必須に設定	はい
先行タスク	守秘義務契約の署名
タスク・グループ名	マネージャおよびHR管理オンボーディング

「保存」をクリックします。

「Vision Corpの新規採用オンボーディング」ジャーニが割り当てられると、ジャーニ・テンプレートの最初の2つのタスクのみがタスク実行者に割り当てられます。タスク実行者が2番目のタスクを完了すると、「マネージャおよびHR管理オンボーディング」タスク・グループがアクティブ化され、このタスク・グループのすべての3つのタスクがそれぞれのタスク実行者に割り当てられます。タスク・グループの3つのタスクのタスク実行者は、タスク・グループがアクティブ化される日付の時点で評価され、タスクがライン・マネージャに割り当てられ、それに応じてAoRが割り当てられます。