給与計算結果比較

このトピックでは、「概要」タブの「給与計算結果」比較セクションに表示されるアナリティクスについて説明します。

「概要」タブの「給与計算結果比較」セクションには、給与および期間のコンテキスト内で次のアナリティクスが表示されます。 「残高比較」および「原価計算比較」コンテキスト・スイッチャを使用して、給与バランス比較または原価計算情報を表示します。

ノート:

「計算フロー名」フィルタを選択すると、このリージョンの情報には、現在の給与期間の選択したフローの結果のみが表示されます。他のすべての期間は空白になります。

残高比較

このリージョンでは、各給与期間の上位レベルの残高を表示および比較して、その期間の合計金額が予想許容範囲内かどうかを確認できます(前回の期間と比較)。最新の期間および前の3つの期間の詳細が表示されます。これらの数値は、給与期間の合計金額(国別仕様データ・グループ通貨)を残高別に分類して表します。このリージョンに表示される残高は、国別仕様によって制御されます。

原価計算比較

このリージョンでは、各給与期間の原価計算結果を表示および比較して、その期間の原価計算済金額合計が、前の期間と比較して予想許容範囲内かどうかを確認できます。最新の期間および前の3つの期間の詳細が表示されます。これらの数値は、エレメント分類別にグループ化されたすべてのコスト結果の合計を表します。原価計算比較結果は、エレメント分類に定義されたデフォルトの優先度でソートされます。

デフォルトおよび仮受金原価

このリージョンは、給与原価がデフォルトまたは仮勘定にいつ転記されたかを示します。デフォルトまたは仮勘定に転記された原価は、原価計算要約に含まれません。たとえば、$200の支給が仮勘定に転記されると、このリージョンに含まれますが、$200は「原価計算残高」リージョンに表示される支給値には含まれません。

デフォルト:

原価計算パーセント・ルールの問題により、原価がデフォルト勘定科目に掲載されるタイミングを示します。給与計算が処理されると、全ての支給および控除が費用勘定に割り当てられます。原価勘定科目は、給与原価計算階層を使用して移入される複数のセグメントで構成されます。各セグメントは、給与、部門、ポジション、エレメントなど、様々なレベルの原価計算階層から移入されます。

分割率に基づいて給与費用を分割するルールを定義できます。たとえば、部門Aに60%、部門Bに40%などです。原価計算ルールが正しく定義されていない場合、パーセント・ルールが100%ではなく、原価がデフォルト勘定科目に転記されます。
仮勘定:

正しい原価勘定ではなく、原価が仮勘定に転記される時期を示します。給与計算が処理されると、費用結果が仮計上科目に配賦される場合があります。たとえば、勘定科目セグメントは、原価計算キー・フレックスフィールドで必須として定義されます。原価計算文字列が原価計算階層を使用して作成される場合、このセグメント値がNULLの場合、完全な原価計算結果は仮勘定に移動します。

このアナリティクにはコスト結果のみが含まれます。借方と貸方の両方が含まれるのを防ぐために、残高(原価)の結果は含まれません(二重会計)。

支払例外

このリージョンでは、次のいずれかのステータスを持つ従業員支払を識別できます: 未払、無効、外部支払済および取消済。これらの例外は、注意が必要な支払を表します。たとえば、未払の支払、無効支払の支払または取消が必要になります。

補助元帳会計への転送ステータス

この会計要約を使用すると、給与期間のすべての原価がSLAに転送されたかどうかを識別できます。注意が必要なSLAへの転送結果の問題が強調表示されます。

給与計算処理ステータス

このリージョンには、選択した給与期間について給与計算処理センターでサポートされているプロセスのステータスの概要が表示されます。プロセスごとに次の情報が提供されます:

支払など、プロセスのマイルストンの名前。
プロセスに含まれる従業員の数。
エラー・ステータスや再試行のマークなど、例外がある給与計算結果の数。
給与期間内の追加処理待ちの給与計算結果の数。たとえば、支払待ちの前払金結果の数です。