延滞採用に対する遡及支給
定時給与の処理後にアプリケーションで入力された従業員を識別するには、後期採用に遡及計算を使用します。 従業員の採用日より後の日付に通常の給与計算結果が存在する場合、アプリケーションは遅延採用を検出して処理します。
たとえば、Janeは2022年3月22日に採用されましたが、HRチームはアプリケーションに遅れて詳細を入力しました。 Janeは、2022年3月26日に処理および支払われた給与計算に含まれていませんでした。
アプリケーションは、2022年3月26日の給与期間についてJaneの給与計算処理を作成します。 また、処理ステータスが「遡及追加済」の給与計算処理がプロセス結果ページに表示されます。 この処理により、遡及計算で3月26日の給与期間における欠落している支給額を計算できます。
また、後期採用の遡及計算を使用して、採用日の変更をサポートすることもできます。 たとえば、David Ellisは、採用日が11月1日で応募に入力されましたが、実際には2022年10月1日に雇用を開始しました。 遅延採用の遡及計算では、10月の給与計算期間におけるデビッドの支給を計算できます。
遅延採用の遡及計算の設定
遅延採用に対して遡及計算を有効にするには、採用者の国別仕様データ・グループに対して新しいイベント・グループとイベント処理を作成します。
イベント・グループは、遅延採用を識別します。 イベント処理により、遅延採用に対する給与計算処理が作成されます。 また、その給与計算のプロセス結果に従業員が表示され、アクション・ステータスが遡及追加済になります。
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遅延採用の給与計算
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遅延採用の遡及計算通知
これらのタスクは遅延採用に対するエレメント・エントリの手動入力を不要にし、遅延採用遡及計算通知タスクによって通知が自動的に作成されます。 個人結果ページおよび「給与チェックリスト」ページを使用して、従業員の採用遅延の詳細を表示できます。
サンプルHCMデータ・ローダー(.DATファイル)を使用して、次のイベントのすべてまたは一部を有効にします:
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フローの作成: Yに設定すると、「遅延採用の給与の計算」タスクおよび「遅延採用遡及計算通知」タスクとともに「遅延採用の評価」フロー・パターンが生成されます。
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採用日(後): Yに設定すると、従業員の採用日が給与計算処理日より後の日付になると、純支給額の遡及結果が作成されます。
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給与関係グループの実行: Yに設定すると、元の給与が給与関係グループを使用して実行された場合でも、遡及純支給額の結果が生成されます。
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追加割当: Yに設定すると、遅延アサイメントが給与関係に追加されたときに、遡及純支給額の結果が生成されます。
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「フローの表示」ページを使用して、「遅延採用の評価」の詳細にドリルダウンします。
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「個人結果」ページを使用して、遅延採用の給与計算詳細までドリルダウンします。
これらのイベント・グループおよびイベント・アクションのサンプル.DATファイルの詳細については、『HCMデータ・ロード・ビジネス・オブジェクト』ガイドの「遅延採用イベント処理の遡及計算のロードの例」を参照してください。
この図に示すように、3ステップのプロセスに従って、後任者の遡及計算を設定します。
従業員詳細の構成
この機能を有効にし、2022年3月1日に従業員の採用を遅らせた後、これらの給与ステップを完了して遡及変更の給与を再計算します。
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給与の割当
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(オプション)エレメント・エントリおよび計算カードの割当
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(オプション)採用日フローをレビューして、両方のタスクが完了していることを確認
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(省略可)従業員のプロセス結果を確認し、遡及的に追加された給与計算プロセスを確認
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(オプション)イベント通知の確認
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遡及給与計算プロセスの実行
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通常給与の実行
この図に示すように、給与を従業員に追加して、従業員の支給方法と支給時期を制御し、プロセス結果を確認します。 エレメント・エントリおよび計算カードを割り当てます。 次に、遡及支払プロセスを実行します。これにより、遡及通知が取得され、遅延採用が処理されます。 プロセス結果を検証します。 最後に、通常の給与計算のプロセスを実行し、プロセス結果を検証します。
元の給与計算で、処理対象者を制限する関係グループが使用されていた場合、この新しい採用遅延機能はその実行を無視します。 これは、イベント処理HDLで給与関係グループを持つ給与を使用可能にしていない場合にのみ適用されます。 遅延採用は、関係グループによって制限されていない給与計算に遅延採用のみを追加します。