コンテンツ・セクションへのアクセス
個人プロファイルのコンテンツにアクセスするには、コンテンツ・セクションに対して必要なアクセス権をロールに付与する必要があります。各ロールのアクセス・レベルを表示、編集またはレポートとして指定できます。たとえば、ライン・マネージャ・ロールのユーザーには、「コンピテンシ」コンテンツに対しては追加および編集を許可する編集アクセス権を付与し、就業者の「学歴」コンテンツに対しては読取りのみを許可する表示アクセス権を付与できます。
さらに、コンテンツ・セクション・セキュリティは、提供されている様々なタレント評点へのユーザー・アクセスを保護します。新規のタレント評点ページにアクセスするには、集計セキュリティ権限「タレント評点の表示」が必要です。
「プロファイル」作業領域の「プロファイル・コンテンツ・セクション・アクセス」タスクを使用して、個人プロファイルのコンテンツ・セクションへのアクセスを保護します。このタスクを実行するには、「ITセキュリティ・マネージャ」ロールまたは権限が必要です。選択したコンテンツ・セクションに対して、次の操作を行えます。
- 個人プロファイルのコンテンツ・セクションにアクセスできる事前定義済またはカスタム・ジョブ・ロールおよび抽象ロールを識別する。
- 各ロールのアクセス・レベルを指定する。次の表に、これらのアクセス・レベルを示しています。
アクセス・レベル | 摘要 |
---|---|
表示 |
ユーザーはコンテンツ・セクションのデータを表示できます。 |
編集 |
ユーザーはコンテンツ・セクションのデータを編集できます。このアクセスには、「表示」と「レポート」のアクセスが含まれます。 |
レポート |
ユーザーは、Oracle Business Intelligence Publisherレポートにコンテンツ・セクションのデータを含めることができます。 |
コンテンツ・セクションをロールにマップすると、データ・セキュリティ権限がロールに自動的に付与されます。たとえば、リーダーシップ・コンテンツ・セクションを事前定義済従業員抽象ロールにマップして、アクセス・レベルを「編集」に設定することができます。次の表は、結果のデータ・セキュリティ・ポリシーを示しています。このデータ・セキュリティ・ポリシーに示されているデータ・セキュリティ権限は、ロールによって生成されて付与されます。
データ・セキュリティ・ポリシー |
データ・リソース |
データ・セキュリティ権限 |
条件 |
---|---|---|---|
ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT、プロファイル・コンテンツ・タイプLEADERSHIPに対する付与 |
個人詳細 |
リーダーシップ・コンテンツ・タイプの管理 |
HCM:PER:PER_ALL_PEOPLE_F: 自分のレコードの表示 |
次のルールがデータ・セキュリティ・ポリシーに適用されます。
- ポリシー名の形式は、
ロール・コード, Grant on Profile Content Type コンテンツ・タイプ・コード
です。ポリシーの説明は、ポリシー名の場合と同じです。 - データ・リソースは、「個人詳細」です。
- データ・セキュリティ権限の形式は、
Manage | Report | View | コンテンツ・タイプ名 Content Type
です - 条件により、個人レコードの特定のインスタンスへのアクセスが制御され、関連する個人セキュリティ・プロファイルが識別されます。
スキル・セクションがスキル・センターに登録されている場合は、コンテンツ・セクションへのアクセス権に関係なく、「スキルおよび資格」ページに表示されます。