ベスト・フィット分析

ベスト・フィット分析には、必要な一致タイプのすべてのプロファイルのレビュー、およびソース・プロファイルと比較した総合スコアの計算が含まれます。総合スコアは、「ベスト・フィットの検索」ページの結果セクションの「総合一致」列に表示されます。

従業員、マネージャおよびHR担当者は、ベスト・フィット機能を使用して、選択した一致基準とプロファイルを照合および比較できます。ベスト・フィット機能は、ソース・プロファイル(個人またはジョブ)に最も近いプロファイルを検出します。ジョブ・プロファイル・タイプにはジョブ名を、ポジション・プロファイル・タイプにはポジション名を、組織プロファイル・タイプには組織名を関連付けることができます。

ベスト・フィット分析のタイプ

次の4つのタイプのベスト・フィット分析がサポートされています。

  • 個人対ジョブ: 個人プロファイルをソース・プロファイルとして使用して、就業者に最も適したジョブを検索できます。

    例: マネージャは、このツールを使用して、就業者が自分に最も適したジョブ・プロファイルを特定し、次のキャリア移動を決定することを支援します。

  • 個人対個人: 個人プロファイルをソース・プロファイルとして使用して、特定の就業者のスキルと一致するスキルを保持する就業者を検索できます。

    例: 会社が新技術に着手しようとしています。HR担当者は、その新技術を使用するための必要なスキルがある就業者を認識しています。この特定のスキルの育成が必要となる就業者の範囲を査定するために、その就業者のプロファイルを選択できます。次に、ベスト・フィット機能を使用して、スキル要件に近づく可能性のある他の就業者のリストを表示できます。

  • ジョブ対ジョブ: ジョブ・プロファイルをソース・プロファイルとして使用して、ジョブ・プロファイルと最も近いジョブ・プロファイルを検索できます。

    例: HR担当者は、このツールを使用して、転職斡旋の領域、トレーニング要件、または組織力の領域を特定するためのジョブを見つけることができます。

  • ジョブ対個人: ジョブ・プロファイルをソース・プロファイルとして使用して、ジョブに最も適した就業者を検索できます。

    例: HR担当者は、このツールを使用して、社内の人材募集に対して最も適格な就業者を見つけることができます。

ベスト・フィット機能のアクセシビリティ

ロール、権限およびアプリケーションの設定によって、ユーザーが実行できるベスト・フィット分析のタイプが決まります。次の表に、最もよく使用されるプロファイル・タイプについて、ベスト・フィット機能のアクセシビリティを示します。

ロール

個人対ジョブ分析の実行

個人対個人分析の実行

ジョブ対ジョブ分析の実行

ジョブ対個人分析の実行

HR担当者

はい

はい

はい

はい

マネージャ

可(直属の部下および直属以外の部下に制限)

はい

いいえ

はい

就業者

はい

可(就業者自身のプロファイルに制限)

いいえ

いいえ

ベスト・フィット結果のフィルタ

デフォルトで、ベスト・フィット分析の結果には、選択したソース・プロファイルと90%以上一致するプロファイルがすべて表示されます。総合一致またはプロファイル数によって、表示する結果をさらにフィルタできます。また、ベスト・フィット分析の結果セクションには、「基準別一致の表示」オプションがあります。このオプションを使用して、結果に表示されているどのコンテンツ・タイプが、指定した基準率以上であるかを表示します。