ジョブ・オファーの提示のバイパス
管理者は、候補者へのオファーの提示をバイパスするように、候補者選択プロセスを構成できます。この候補者選択プロセスをジョブ求人で使用する場合、オファー・チームは候補者とのオンラインでコミュニケーションする必要なく、オファーが受諾されたか、辞退されたかを示します。
組織でこの機能を有効にする様々な理由があります。たとえば、候補者が使用する言語が多数あるため、通常のオファー・プロセスで使用されるすべての通知を翻訳するよりも候補者と直接コミュニケーションする方が望ましいという場合があります。または、オファー・プロセス中に候補者と書面をやり取りするようなコミュニケーションを避けることを望む組織もあります。
オファーが「承認済」状態になるとすぐに、オファーについて候補者に伝えることができます。候補者からオファーを受諾する旨の連絡があった場合、ジョブ求人にまだ空席があり、関連するポジションに十分なオープン・ヘッドカウントがあるかぎり、「オファーの受諾」処理を使用します。このオファーは、「オファー - 承認済」から「オファー - 受諾済」に直接進みます。候補者から、オファーを辞退する旨の連絡があった場合は、「移動」処理を使用して、ステータスを「オファー - 候補者により取下げ済」に変更します。
オファーは候補者に提示されないため、候補者に自動通知は送信されず、オファーを表示して受諾するよう招待します。また、候補者にオファー・レターは表示されません。採用マネージャ、採用担当者またはオファー・チームのメンバーは、候補者と直接詳細について話し合い、候補者がオファーを受諾するかどうかを記録する必要があります。
この機能が有効になっている場合、候補者にとっては次のような意味があります。
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候補者は、オファーが自分に提示されたことを知らせる自動通知を受信しません。
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候補者は、応答前に、オファーを表示できません。
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候補者は、オファーを受諾するか辞退するかをオファー・チームのメンバーに伝えます。
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応答が受領されたことを確認する通知を受け取る設定になっていないかぎり、候補者は通知を受け取りません。
オファーの提示をバイパスするように構成された採用プロセスでは、オファーの下書き中にオファー・レターを選択する必要はありません。オファー・レターが指定されている場合は、引き続き候補者のオファー・レターをプレビューでき、候補者がオファーを受け入れたときに就業者の文書レコードに格納されます。選択したオファー・レターが電子署名を追跡するように構成されている場合は、候補者が電子署名したことは表示されませんが、候補者のかわりにオファーを受諾したユーザーの名前、日付および時間を表示できます。
最初にオファー招待が送信されなかったため、「オファーの再送信」処理は使用できません。
オファー・レターが選択されている場合は、候補者のかわりにユーザーがオファーを受諾した後に、候補者がオファー・レターを表示できる場所がいくつかあります。オファーを受諾したことを確認するようにアラートが設定されている場合は、そのオファー・レターを表示するリンクが、そこに含まれている場合があります。内部候補者は、自分のジョブ→受諾済オファー作業領域で自分のレターを表示できます。また、すべての候補者が組織への参加後に文書レコードで参照できる場合があります。