オープン登録のクローズ後にタスクを管理する方法

オープン登録期間をクローズしたら、本番インスタンスで次のタスクを実行できます。

  • 登録を検証します。

  • 不正な登録を調査します。

  • 処理項目と証明をクローズします。

  • 上書きを入力します。

  • すでに提供されていないプランを非アクティブ化します。

  • オープン登録期間後に発生する中間ライフ・イベントを処理する。

登録の検証

「レポートおよび分析」作業領域で「加入者登録結果」レポートを生成し、登録のオープン前に生成した同じレポートと比較します。

登録前後の各レポートと、「評価およびレポート」作業領域の「ライフ・イベント」タブのレポートを使用して、次の点を検証します。

  • 新規プラン年で提供されないプランに、加入者が登録していない

  • 適格が正しく評価されている

  • レートと掛金の変更が新規プラン年に反映されている

  • デフォルト・プランとオプション登録が正しく処理されている

  • 補償範囲がフレキシブル支出プランに対して再開されている

  • 登録に他のプラン構成変更が含まれていない

  • エレメント入力値が福利厚生エレメントに対して正しい

また、暫定アサイメントと休止、処理項目と証明、給与計算結果、およびサード・パーティ・インタフェースも検証します。

不正な選択の調査

オープン登録時に失敗した選択について、次のことを行います。

  • 問題を分析して、障害の発生した加入者が1人なのか、複数名なのか、それとも全員なのかを確認します。

  • 関係する福利厚生オブジェクトの設定をレビューして、次のことを確認します。

    • プラン構成の変更にミスがなかったかどうか

    • 従業員に関して間違ったデータがなかったかどうか

処理項目と証明のクローズ

加入者が未処理の処理項目と証明を完了したことを示すには:

  1. 「福利厚生サービス・センター」ページの「登録」ページで「登録アクティビティの管理」をクリックして、「登録アクティビティの管理」ページを開きます。

  2. 加入者がどの項目を履行しようとしているかに応じて選択を行い、「登録アクティビティ」セクションで次の情報を入力し、保存します。

    • 扶養家族または受取人の情報

    • 証明の受理日

  3. 「処理項目」タブで、処理または証明が完了済として表示されていることを確認し、完了日を確認します。

  4. 未解決の処理項目と証明をクローズするには、「評価およびレポート」作業領域で「処理項目の管理」プロセスを実行します。

ノート:

前のライフ・イベントの未解決処理項目がすべて解決されるまで、次のライフ・イベントは処理されません(前のライフ・イベントが「クローズ済」ステータスであっても)。

上書きの入力

「福利厚生サービス・センター」ページで、次のタスクを使用します。

タスク

説明

適格の上書き

特定のプログラムやプランに対して不適格となる潜在的加入者の上書き情報を保守します。

  • サービス区域外に住んでいる従業員が数名いるが、就業地はサービス区域内であり、プロバイダがこの適格上書きを許可している。

  • プランの年齢制限を超える扶養家族の補償範囲を継続することが、特別に許可された。

登録上書き

選択情報を上書きします。

加入者が当初不適格であったプランやオプションに登録できるように指定するには、まず適格を上書きしなければならない場合があります。

  • ある従業員が特定の期間について特別レートを受けた。

  • 特定の退職(定年他)従業員が、年間オープン登録中に変更したくないレートを適用除外した。

注意:

適格や登録を上書きする際には、登録レコードが無期限に延長されないように注意してください(たとえば、従業員を退職処理する場合など)。登録レコードを上書きする場合は、適格を上書きする期限日と、補償範囲の終了日を入力してください。

もう提供されていないプランの非アクティブ化

プランを非アクティブ化するには:

  1. もう提供されていないプランやオプションから、すべての加入者を登録解除します。

  2. 「プラン構成」作業領域で、それらのプランやオプションが新規プラン年の開始時点で非アクティブであることを確認します。

まだ非アクティブ化するように予定していないプランやオプションについては、次の操作を行います。

  1. セッション有効日を新規プラン年の初日に設定します。

  2. ステータスを「非アクティブ」に変更します。

オープン登録期間後に発生する中間ライフ・イベントの処理

オープン登録期間後、新規プラン年の開始日より前に発生する可能性がある中間ライフ・イベントには、必ず対応する必要があります。

例: ある加入者が、オープン登録期間後に住所変更ライフ・イベントを経験した。その結果、加入者が次の状態になった。

  • オープン登録期間中に行った選択に対して不適格となる可能性がある

  • 他のサービスに対して適格となる可能性がある

福利厚生管理者は、次のことを行う必要があります。

  1. 中間ライフ・イベントを処理し、オープン・イベントのバックアウトを許可する。

  2. 必要な選択を行うよう加入者に求める(必要な場合)。

  3. 中間ライフ・イベントがオープン登録選択の適格に影響する場合は、オープン登録期間中の日付でオープン・イベントを再処理する。

  4. 加入者と連携して、「福利厚生サービス・センター」ページを使用して選択を行うか、選択を更新します。