オープン登録前の進行中ライフ・イベントの識別および解決
特定の日において、加入者の1つの福利厚生関係で処理できるのは、1つのライフ・イベントだけです。「予定イベント加入の評価」プロセスでは、完全に処理されていない既存のライフ・イベントがある加入者に対しては、オープン・イベントは開始されません。
したがって、オープン・ライフ・イベントと競合する既存のライフ・イベントは、すべて事前に処理し、解決する必要があります。
クローズされていない、進行中のライフ・イベントを解決するには:
-
未完了のライフ・イベントを識別します。
-
未完了のライフ・イベントを解決します。
-
オープン処理項目を識別し、終了させます。
-
検出された時間的イベントを評価し、解決します。
競合する未完了のライフ・イベントの識別
未完了の競合ライフ・イベントとは、次のようなイベントを指します。
-
加入者に対して検出されたが、まだ処理されていないイベント
-
開始されて処理されたが、クローズされていないイベント
-
休止され、処理項目の履行を待機しているイベント
-
時間的処理によって検出されたイベント
解決が必要な未完了イベントがある加入者を特定するには、次のいずれかのレポートを使用します。
-
「評価およびレポート」作業領域の「ライフ・イベント」タブで、イベント・ステータスとその他のレポート・パラメータを指定して検索します。
例:「検出」ステータスのライフ・イベントをすべて検索し、雇用主ごとに表示できます。
「詳細」ボタンをクリックして、各雇用主の加入者名のリストを表示します。
-
「ライフ・イベント別合計」要約レポートを表示して、処理されていないライフ・イベントを探します。
「レポートおよび分析」作業領域で、「加入者登録結果」レポートを検索し、「詳細」をクリックします。
ライフ・イベントの解決
各加入者について進行中のライフ・イベントを解決するには、「福利厚生サービス・センター」ページの「個人ライフ・イベント」タスクを使用します。次のステップを実行します。
-
「潜在的ライフ・イベント」タブで、次のいずれかの処理を行って、「検出」または「未処理」ステータスのライフ・イベントをすべて解決します。
-
ライフ・イベントを削除する。
-
ライフ・イベントを処理する。
-
(処理が必要ない場合は)ステータスを「無効」に変更してライフ・イベントを無効化する。
-
-
「ライフ・イベント」タブで、「開始済」ステータスのライフ・イベントを(次の表に示す方法で)解決します。
登録期間が渡されたかどうか
利用可能な解決処理
はい
ライフ・イベントをクローズします。
-
開始済イベントを選択します。
-
クローズ処理を選択します。
-
日付を指定します。
いいえ
-
加入者のライフ・イベントを処理します。
-
登録を許可します(該当する場合)。
-
これらの加入者について、オープン・イベントを個別に処理します。
-
「評価およびレポート」作業領域の「選択プロセス」セクションにある「登録クローズ」プロセスを使用して、大きな加入者グループの登録をクローズすることもできます。ただし、前のイベントの登録をクローズしても、未履行の処理項目によって生じた休止がある場合は、オープン・イベントの作成と競合します。
オープン処理項目と休止を識別し、終了させる
未履行の処理項目が原因で休止された登録が加入者のライフ・イベントに含まれている場合、その加入者に対して次のライフ・イベントを処理することはできません。そのため、オープン・イベントを処理する前に、各加入者のオープン・イベントや休止イベントを解決またはクローズする必要があります。
オープン処理項目と休止を終了させるには:
-
「評価およびレポート」作業領域で、「処理項目の管理」プロセスを実行します。
プロセス・レポートを表示して、待ち状態の処理項目がある加入者のリストを確認します。
-
それらの加入者をフォロー・アップして、処理項目を完了します。
-
「福利厚生サービス・センター」ページの「登録」ページで、「登録アクティビティの管理」をクリックします。
-
加入者がどの項目を履行しようとしているかに応じて選択を行い、「登録アクティビティ」セクションで次の操作を行います。
-
扶養家族または受取人情報を入力し、保存します。
-
証明の受理日を入力し、保存します。
-
-
「処理項目」タブで、処理または証明が完了済として表示されていることを確認し、完了日を確認します。
-
ライフ・イベントをクローズします。
時間的イベントの評価と解決
「予定イベント加入の評価」プロセスでは、時間的イベント(年齢や給与の変更など)によってトリガーされたライフ・イベントを、選択したプロセス・パラメータに基づいて検出できます。
検出された時間的イベントのイベント日がオープン・イベント日よりも前である場合、オープン・イベントはその加入者に対する処理に失敗します。検出済イベントを作成するために組織で時間的処理が使用される場合は、このような競合を次の方法で最小化できます。
-
オープン・イベント処理の数日前に、「時間的イベント加入の評価」プロセスを実行します。
-
オープン・イベントを処理する前に、検出された時間的イベントをできるだけ多く解決します。