すべてのプールへのアクセス権の付与
組織によっては、候補者プールの所有者でなくても候補者プールに関連する処理を実行できるように、候補者プールに対するスーパーユーザー・アクセス権を特定のユーザーに付与する必要がある場合があります。スーパーユーザー・アクセスを持つユーザーは、すべてのプールにいつでもアクセスし、グローバル・レポートを実行し、スーパーユーザーによりタレント・コミュニティ・プールを効率的に管理できます。
候補者プールを管理、選択またはレポートするために、ITセキュリティ・マネージャとして、セキュリティ・コンソールを使用してデータ・セキュリティを介してすべてのプールへのアクセス権を付与できます。
- セキュリティ・ビジネス・オブジェクト: 候補者プール
- 候補者プール・データの管理(IRC_MANAGE_CANDIDATE_POOL_DATA)
- RESTサービス権限: 候補者プール・データの選択(IRC_CHOOSE_CANDIDATE_POOL_DATA)
- OTBI権限: 候補者プール・データのレポート(IRC_REPORT_CANDIDATE_POOL_DATA)
セキュリティ・コンソールを使用して、候補者プールへのフル・アクセス権を付与するデータ・ロールを編集し、新しいデータ・セキュリティ・ポリシーを作成します。「データ・セキュリティ・ポリシーの作成」で、次のようにフィールドを構成します。
- データ・リソース: ビジネス・オブジェクトとして候補者プールを選択します
- データ・セット: データ・セットに「すべての値」を選択します。
- 処理: 必要な処理(候補者プールの選択、候補者プールの管理、候補者プールのレポート)を選択します。
レポート・ユーザーは、デフォルトで自分のプールおよびグローバル・プールについてのみレポートできます。「すべての値」オプションをデータ・ロールに追加すると、製品アクセスとレポート・アクセスの両方に適用されます。「すべての値」アクセス権を付与せずにグローバル・プールへの特定のアクセス権を取得するには、ユーザーはグローバル・プールを優先プールとしてマークできます。これにより、ユーザーが所有者リストに間接的に追加され、すべてを表示してすべてをレポートするアクセス権を必要とせずに、レポート・アクセス権が付与されます。