アクセラレータ・スプレッドシートの概要

Oracleには、Oracle Fusion Cloud Sustainabilityを設定するためのデータを迅速に準備するのに役立つアクセラレータ・スプレッドシートが用意されています。

アクセラレータ・スプレッドシートは、米国環境保護庁(US EPA)および英国(UK)政府からの共通のアクティビティ・タイプ、属性値および排出ファクタの設定に使用できる、事前移入済データを含むテンプレートです。これらのテンプレートでデータを準備することをお薦めします。テンプレートは、そのまま使用するか、または、ビジネスの要件を満たすようにエントリを変更、追加および削除することもできます。

アクセラレータ・スプレッドシートを使用して、アクティビティ・タイプ、サステナビリティ元帳、値セット、排出ファクタ・マッピングなど、すべてのエンティティのデータを準備することをお薦めします。Oracleが提供するアクセラレータ・スプレッドシートは次のとおりです:
ノート: スプレッドシートにはサンプル・データのみが含まれています。ビジネス要件に一致するようにデータを変更してください。
  • サステナビリティ元帳のサンプル値

    元帳名および法的エンティティを含むサンプルのサステナビリティ元帳設定が含まれます。

  • 値セット

    US EPAおよび英国政府の排出ファクタ・マッピングにあわせた参照データ(車両タイプ、燃料タイプ、支出タイプなど)を含む、事前移入済の値セットが含まれます。

  • アクティビティ・タイプ

    複数の共通アクティビティ・タイプと、各アクティビティ・タイプに関連付けられた使用可能なメジャーおよび排出タイプが含まれます。

  • 地球温暖化係数(GWP)

    複数の排出タイプ用の事前移入済のGWPが含まれます。

  • 排出ファクタ・マッピング

    US EPAおよび英国政府からの事前移入済の排出係数マッピングが含まれます。

  • 請求書分類ルール

    独自のルール設定をガイドするサンプル請求書分類ルールが含まれます。

  • アクティビティ

    Oracleには、最も一般的なアクティビティ・タイプ(移動燃焼、購買エネルギー、定常燃焼など)ごとに1つのスプレッドシートが用意されています。これらのスプレッドシートには、アクティビティで取得可能な内容を理解するのに役立つサンプル・データが含まれています。

また、Oracleには、値セットおよび請求書分類ルール用に次の公開済のVB Add-in for Excelスプレッドシートが用意されています:
  • 公開済値セット: このスプレッドシートは、Oracle Sustainabilityで値セットを手動で作成するかわりに使用できます。特定の値セットに対して複数の値を一度にアップロードする必要がある場合に特に役立ちます。この公開済シートを使用するときは、一度に1つの値セットに値を追加できます。
  • 請求書分類ルール - 公開済: このスプレッドシートは、Oracle Sustainabilityで一度に1つの請求書分類ルールを手動で作成するかわりに使用できます。ただし、ルールを一括で作成または変更する場合は、この公開済スプレッドシートのみを使用する必要があります。
    注意: 意図しないデータ破損が発生する可能性があるため、請求書分類ルール用に独自のVisual Builder Add-in for Excelスプレッドシートを作成したり、REST APIを直接使用してルールを作成しないことをお薦めします。

これらの公開済シートは、Oracle Cloud Customer Connectからダウンロードできます。次に、準備したデータをアクセラレータ・スプレッドシートから対応するVB Add-in for Excelスプレッドシートにコピーし、そのデータをOracle Sustainabilityにアップロードします。

ヒント: 重要な情報を提供する、アクセラレータ・スプレッドシートの列ヘッダー内のコメントを読んでください。