経費精算書の支払要求の取消

経費精算書の支払要求を取り消す機能により、会社が払戻処理を停止して、従業員にリアルタイムのステータスを通知できます。

請求済または検証済の支払要求のみを取り消せます。

買掛/未払金監督者は買掛管理の「請求書」作業領域にナビゲートして、「請求書の管理」ページで支払精算書を検索します。「処理」の「請求書の取消」をクリックします。

買掛/未払金監督者が経費精算書の支払要求を取り消すと、経費アプリケーションで次の処理が実行されます。

  • 経費精算書のステータスの更新
  • コーポレート・カード会社への支払用に作成された両方の支払経費精算書の削除
  • 現金仮払金消込の戻し処理

監査者は「経費精算書の監査」ページで、取り消された経費精算書を更新して経費払戻のために再度処理したり、取り消された経費精算書を従業員に差し戻すことができます。

従業員は、「経費」作業領域で経費精算書ステータスをリアルタイムに表示できるため、買掛/未払金担当部門への照会が減ります。支払要求が取り消されると、関連する経費精算書ステータスが「請求書取消済」に変更され、サフィクス(+1)が経費精算書番号に追加されます。従業員は、「請求書取消済」ステータスの経費精算書に対して処理を実行できません。

従業員は、「経費」作業領域で経費精算書ステータスを表示できるため、買掛/未払金担当部門への照会が減ります。従業員は、差し戻された精算書を再度処理して再送信できます。経費精算書が請求書取消済ステータスの場合は再処理できません。

買掛/未払金監督者は、経費精算書の次のタイプの支払要求を取り消すことができます。

  • 現金経費を含む経費精算書

    払戻のために再処理されると、従業員に対する新規支払要求が作成されます。

  • 個人支払コーポレート・カード・トランザクションを含む経費精算書

    払戻のために再処理されると、従業員に対する新規支払要求が作成されます。

  • 両方支払コーポレート・カード・トランザクションを含む経費精算書

    いずれかの支払要求が支払プロセス・ステータスの場合、監督者はこれ以上の処理を実行できません。支払要求が「請求済」または「検証済」ステータスの場合は、従業員とカード会社の両方の支払要求が取り消されるというアラートが監督者に通知されます。経費精算書が払戻のために再処理されると、2つの新しい支払要求が作成されます。1つは従業員用、もう1つはカード会社用です。

  • 会社支払カード・トランザクションを含む経費精算書

    カード会社の支払要求が取り消されると、カード・トランザクションから請求書番号が削除され、これらのトランザクションを再処理できるようになります。従業員の支払要求が取り消されると、経費精算書ステータスが「請求書取消済」に変更されます。