ワークブックでの仕訳の作成方法
大量の仕訳には、「仕訳の作成」ワークブックを使用できます。仕訳をオフラインで準備したり、ワークブックをレビュー用に配布したり、定型仕訳用に仕訳を保存できます。
設定
「仕訳の作成」ワークブックを使用するには、その前に、Excelアドインをインストールする必要があります。「ツール」作業領域に移動し、「デスクトップ統合インストーラのダウンロード」リンクを選択します。
オプションで「通貨別に手動で入力された仕訳残高が必要」元帳オプションを有効にすると、「仕訳の作成」ページまたはワークブックに入力された仕訳が、仮勘定の設定や入力通貨の貸借一致に関係なく、各通貨で貸借一致することを必須にできます。各入力通貨の借方合計と貸方合計が一致する必要があります。このオプションを設定するには、「設定および保守」作業領域の「元帳オプションの指定」タスクを使用し、スコープをプライマリ元帳に設定します。このオプションは、関連するセカンダリ元帳およびレポート通貨に対して自動的に有効になります。
ダウンロード
「仕訳の作成」ワークブックをダウンロードするには、「仕訳」作業領域に移動し、「スプレッドシートでの仕訳の作成」タスクを選択します。
予算引当会計を使用する場合は、「スプレッドシートでの予算引当仕訳の作成」タスクを選択します。
仕訳
「仕訳の作成」ワークブックには、2つのワークシートがあります。「単一仕訳」ワークシートでは、アプリケーションの「仕訳の作成」ページを使用する場合と同様に、1つの元帳の仕訳を作成できます。「複数仕訳」ワークシートでは、異なる元帳の複数の仕訳および複数の仕訳バッチを作成できます。
発行
仕訳を処理するために発行する準備ができたら、「仕訳の作成」リボンで「発行」をクリックします。計上日や有効な仕訳カテゴリを指定していることの確認など、一部の初期検証が実行されます。検証結果が、ワークシートのステータス・ビューア・ペインに表示されます。
「通貨別に手動で入力された仕訳残高が必要」元帳オプションを使用可能にした場合、仕訳をアップロードするには、仕訳が貸借一致している必要があります。この元帳オプションを使用可能にせず、仮勘定も使用可能にしていない場合も、仕訳は貸借一致する必要があります。
必要な修正を行い、ワークシートを再発行します。「発行オプション」ウィンドウで、デフォルトの選択を受け入れるか、他のいずれかのオプションを選択します。
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インタフェースに保存: このオプションを選択した場合は、後でインポートおよび転記プロセスを発行して、仕訳を作成および転記する必要があります。
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仕訳インポートの発行: このオプションを選択した場合は、後で転記プロセスを発行して仕訳を転記する必要があります。
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仕訳インポートおよび転記の発行(デフォルトの選択)
次の追加オプションも選択できます。
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付加フレックスフィールド・インポート: インポート・オプションのいずれかを選択した場合は、付加フレックスフィールドをインポートして検証するかどうかも指定できます。
ノート:ワークブックの「仕訳明細」および「仕訳獲得情報」付加フレックスフィールドの情報を入力できます。両方のフレックスフィールドで日付検証と数値検証がサポートされているため、より正確で一貫した情報が保証されます。
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勘定検証の仕訳インポートへの繰延: 大量のデータをロードする場合は、このオプションを使用してワークブックのパフォーマンスを改善できます。このオプションを選択した場合、ワークブックで使用される勘定科目組合せは、ワークブックのアップロード時に検証も作成もされません。かわりに、「仕訳のインポート」プロセスにより勘定科目組合せが作成され、これらの検証が実行されます。
ノート:このオプションを選択した場合、作成中の仕訳はサードパーティ管理勘定科目に対してチェックされません。
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仕訳インポートの失敗に関するEメール通知の送信: いずれかのインポート・オプションを選択した場合、仕訳のインポート・プロセス中に発生した警告または失敗に関するEメール通知を受信することもできます。