残高転送の概要
Oracle General Ledgerでは、2つの方法の残高転送がサポートされています。
残高データは、次のように転送されます。
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プライマリ元帳から、これに割り当てられている残高レベルのセカンダリ元帳に転送されます。
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関係が事前定義されていない元帳間で転送されます。
ターゲット元帳残高からソース元帳残高にドリルダウンできます。ドリルダウンは次の場所から実行できます。
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財務レポート。
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スマート・ビュー・スプレッドシート。
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勘定科目インスペクタの問合せ。
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勘定科目モニターの分析。
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ターゲット元帳の仕訳明細。
ソース元帳とターゲット元帳の通貨が同じ場合
入力済金額には、残高転送の結果であるターゲット元帳の「仕訳明細」ページまたは「仕訳」ページからドリルダウンします。表示ページには、詳細を分析できるように、ソース元帳およびターゲット元帳の詳細が表示されます。たとえば、ソース元帳で使用され、ターゲット元帳の仕訳明細金額に転送された会計期間と勘定科目を分析します。
ソース元帳とターゲット元帳間に差異がある場合は、ターゲット金額およびソース金額の横に警告アイコンが表示されます。この場合の差異は、ソース元帳からターゲット元帳への残高転送後にソース元帳に転記された仕訳が原因の可能性があります。
ソース元帳とターゲット元帳で同じ元帳通貨を共有しない場合
残高の転送前に、ソース元帳をターゲット元帳の元帳通貨に換算する必要があります。これによって、残高転送のドリルダウンでは、ドリル・パスの一環として、ソース元帳のレポート通貨残高がターゲット元帳通貨でも表示されます。
ソース元帳(換算済残高)とターゲット元帳間に差異がある場合は、ターゲット金額およびソース換算済金額の横に警告アイコンが表示されます。
この場合の差異の原因は、次のいずれかである可能性があります。
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残高転送後の換算レートの変更。
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ソース元帳からターゲット元帳への残高転送後にソース元帳に転記された仕訳。