合弁企業の監査レポート

合弁企業が合弁事業契約に従って運営されていることを確認できるよう、外部監査人に監査レポートを提供することを求められる場合があります。レポートには、元のトランザクションに関する情報とともに、合弁企業のコスト、経費およびその他のトランザクションのトランザクション・データのサブセットが含まれます。プロジェクト原価計算がOracle Joint Venture Managementと統合されている場合、レポートには補助元帳トランザクションのプロジェクト情報も含まれます。

データを取得し、CSV (カンマ区切り値)形式のファイルに抽出するプロセスを実行します。プロセスにより、「合弁企業配分」作業領域からトランザクション・データが抽出されます。Oracle Payablesおよび給与原価計算から発生した合弁企業トランザクションの場合は、トランザクション参照などの追加データがこれらの補助元帳から直接抽出されます。

トランザクション参照は、トランザクションの発生元によって異なります:

  • 買掛/未払金トランザクションの場合、これは請求書番号、請求書明細番号、配分明細番号および請求書日付を連結したものです。

  • 給与原価計算トランザクションの場合、これは給与原価計算ID、エレメント名(基本給与、HRAなど)および給与期間を連結したものです。

  • 一般会計トランザクションの場合、これは仕訳ソース、仕訳名および仕訳バッチ名を連結したものです。

  • 合弁企業ソース・トランザクションの場合、これは合弁企業名、トランザクション日および間接費方法名を連結したものです。

このプロセスを実行して監査レポートを生成するには、次のステップを実行します:

ノート: データ・セキュリティを介して自分に管理が許可されているビジネス・ユニットに関連付けられている合弁企業に対してのみプロセスを実行できます。
  1. ホーム・ページから「合弁企業管理」を選択し、「クイック・アクション」リストから「合弁企業配分の作成」を選択します。

  2. 「処理モード」に、「監査レポートのデータのエクスポート」を選択します。

  3. 次のパラメータの少なくとも1つを入力して、レポートのデータを選択します。そうしないと、プロセスがエラーで終了します。

    • 「トランザクション日: 自」および「トランザクション日: 至」。

    • 「売掛/未収金請求書日付: 自」と「売掛/未収金請求書日付: 至」。

      これらのパラメータを使用する場合は、範囲の開始日と終了日の両方を入力する必要があります。
    • 処理元。「処理元」ドロップダウン・リストを使用して、期間または会計日でトランザクションを選択します。

      「期間」を選択した場合は、表示されるフィールドで期間を選択します。

      「会計日」を選択した場合は、次のフィールドを使用して日付範囲を入力します:

      • 日付: 自。このフィールドに入力し、「日付: 至」フィールドを空白のままにすると、指定した日付から現在の日付までの会計日のすべてのトランザクションが選択されます。

      • 日付: 至。このフィールドに入力し、「日付: 自」フィールドを空白のままにすると、指定した日付およびそれ以前の会計日のすべてのトランザクションが選択されます。

      ノート: 指定した期間または日付範囲内に転記されたトランザクションのみが処理されます。

      ドロップダウン・リストで「期間」または「会計日」を選択しても、期間または日付範囲を指定しないと、最早オープン期間に対応する会計日のトランザクションが選択されます。

      「処理元」フィールドを空白のままにすると、処理可能なすべてのトランザクションが選択されます。

  4. 必要に応じて、レポートのデータを選択するために次の範囲を入力します:

    • 「合弁企業: 自」および「合弁企業: 至」

    • 「請求パートナ: 自」および「請求パートナ: 至」

    • 「プロジェクト番号: 自」および「プロジェクト番号: 至」

    範囲の開始値のみを入力すると、入力された値以降のすべてのデータに対してプロセスが実行されます。これらのフィールドを空白のままにした場合は、すべての合弁企業、請求パートナおよびプロジェクト番号に対してプロセスが実行されます。

  5. 「発行」をクリックします。

  6. 「検索結果」セクションで、「合弁企業配分の作成」プロセスのインスタンスをクリックします。「ログおよび出力」セクションで、添付をクリックして、CSV形式で生成されたファイルを見つけます。または、「通知」ボタン(ベル・アイコン)をクリックして、すべての通知ウィンドウからファイルにアクセスできます。ログを表示して、処理エラーの詳細を確認することもできます。たとえば、「処理元」フィールドで値を選択しないか、トランザクションまたは請求書に対して少なくとも1つの日付範囲を指定しないと、ファイルは生成されず、ログにエラーが報告されます。