スケジュール済プロセスによるパートナ拠出金請求書の作成
「合弁企業パートナ拠出金の処理」 - 「パートナ拠出金請求書の作成」プロセスを実行して、パートナ拠出金の売掛/未収金請求書を作成します。
プロセスにより、「請求準備完了」ステータスのパートナ拠出金のみが選択され、次のタスクが実行されます:
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パートナ拠出金の売掛/未収金請求書を作成します
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「パートナ拠出金」作業領域に、トランザクション・タイプ、請求書番号、トランザクション金額、トランザクション日などの請求書詳細を追加します
請求書番号リンクをクリックすると、Oracle Receivablesで請求書の詳細を確認できます。
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請求書が優先通貨で作成された場合、「パートナ拠出金」作業領域で入力された拠出金金額(優先通貨)を拠出金金額(元帳通貨)に置き換えます
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未回収金額をプライマリ元帳通貨で移入します
これは、原価関連の配分をカバーするために引き出すことができる金額です。
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拠出金のステータスを「引出し可能」に更新します
一部の利害関係者の請求書の作成に失敗した場合、パートナ拠出金ステータスは「エラー」に更新され、エラーの詳細がログに記録されます。
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請求書日付と会計日をOracle ReceivablesとGeneral Ledgerの請求書にそれぞれ割り当てます
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合弁企業請求書の明細トランザクション・フレックスフィールドを使用して、次の情報を渡し、それらを請求書の参照として売掛/未収金に格納します: 合弁企業名、プライマリ・セグメント値、合弁企業配分タイプ「P」(パートナ拠出金の場合)、パートナ拠出金IDおよびすべての勘定科目セグメント値を含むパートナ勘定科目
詳細は、補助元帳会計基準を使用したパートナ勘定科目の導出を参照してください。
合弁企業パートナ拠出金勘定科目
パートナ拠出金請求書の場合は、勘定体系の負債勘定を使用して、利害関係者の請求書金額を記入します。この負債勘定を合弁企業パートナ拠出金勘定科目として指定します。
次の例は、パートナ拠出金を請求する際のOracle Receivablesでの会計を示しています。この例で使用されている合弁企業パートナ拠出金勘定科目は、11-1001-49003-11-0001です。
勘定科目 | 借方 | 貸方 |
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売掛/未収金 | 50,000 USD | なし |
合弁企業パートナ拠出金勘定科目 (11-1001-49003-11-0001) |
なし | 50,000 USD |
合弁企業コストを回収するために作成する売掛/未収金請求書に正確な会計仕訳を作成するには、請求書のパートナ拠出金明細が、合弁企業パートナ拠出金勘定科目として定義したものと同じ負債勘定に記入されていることを確認してください。
コスト回収請求書のパートナ勘定科目の導出を参照してください。