ビジネス・ユニット導出オプション

「デフォルト・ビジネス・ユニットの上書き」オプションを使用すると、ビジネス・ユニットの導出方法をIDRが決定するのに役立ちます。

次の4つのオプションのいずれかを選択できます:

  • 空白

  • Eメール・ルーティング属性

  • 送信者のEメール・アドレス

  • 受信者のEメール・アドレス

次の点をお忘れなく:

ビジネス・ユニットを導出するためのオプションは1つのみ選択できます。そのため、ルーティング属性、送信者Eメール・アドレスまたは受信者Eメール・アドレスのいずれかのみになります。

「デフォルト・ビジネス・ユニットの上書き」を空白に設定

このフィールドを空白のままにすると、標準デフォルト・ロジックに基づいてビジネス・ユニットをIDRがデフォルト設定します。これらの条件のいずれかに基づいてビジネス・ユニットが選択されます。

条件 ビジネス・ユニット・ソース
照合済請求書 購買オーダー
未照合請求書 支払サイトとして設定されたサプライヤ・サイトのビジネス・ユニット割当
次のいずれかのシナリオ:
  • 請求書文書にサプライヤ・サイトがない
  • サプライヤに支払サイトが定義されていない
  • サイトに複数のビジネス・ユニット割当がある
請求書インポート・プロセスを実行またはスケジュールするユーザーの「デフォルト・ビジネス・ユニット」プロファイル・オプション

Eメール・ルーティング属性

「Eメール・ルーティング属性」では、アンダースコアを使用してEメールの件名にビジネス・ユニットを指定できます。次の場合には、これをお薦めします:

  • サプライヤがEメールの件名にアンダースコアを使用しないことがわかっている。

  • ビジネス・ユニットが1つか2つしかない。

  • 送信者または受信者のEメール・アドレスをビジネス・ユニットにマップできない。

「ルーティング属性1」のかわりに、Eメール件名にビジネス・ユニットを指定できます。この値により、標準デフォルト設定ロジックによりデフォルト設定された他のビジネス・ユニットが上書きされます。

Eメールの件名にビジネス・ユニットを指定しないと、標準のデフォルト設定ロジックが適用されます。

送信者のEメール・アドレス

デフォルト設定オプションとして「送信者のEメール・アドレス」を使用すると、Eメール・アドレスをビジネス・ユニットにマップできます。このオプションを選択すると、フィールドの横にマッピング・テーブル・アイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、「Eメールからビジネス・ユニットへのマッピング」表が開き、Eメール・アドレスをビジネス・ユニットにマップできます。この機能を使用するときは、マップした個々のEメール・アドレスにEメールを送信することをお薦めします。その後、そのEメールを自動または手動でIDRのEメール・アドレスに転送してください。

送信者のEメール・アドレスとビジネス・ユニットの間のマッピングが見つからない場合は、標準デフォルト設定ロジックに基づいてIDRがビジネス・ユニットをデフォルト設定します。

受信者のEメール・アドレス

受信者のEメール・アドレスとビジネス・ユニットのマッピングを作成するには、「受信者Eメール・アドレス」を選択します。「送信者のEメール・アドレス」の場合と同様に、このオプションを選択すると、「Eメールからビジネス・ユニットへのマッピング」表を開くことができます。受信者のEメール・アドレスを、それらが表す特定のビジネス・ユニットにマッピングできます。これは、マップするEメール・アドレスがEメール・リストの最初のEメール・アドレスでない場合に使用します。たとえば、invoice@supplier.comからinvoices@yourcompany.comへのEメールが、オラクルが提供したIDRのEメールに転送されるとします。EメールがIDRのEメールに到達すると、送信者の行は次のようになります:
invoice@supplier.com; invoices@yourcompany.com
この場合、invoices@yourcompany.comが受信者です。そのため、これをビジネス・ユニットのマップ先Eメールにする必要があります。

受信者のEメールとビジネス・ユニットの間にマッピングが存在しない場合は、標準のデフォルト設定ロジックに従ってIDRがビジネス・ユニットをデフォルト設定します。