偶発収益が含まれる請求書に対するクレジット・メモの会計の例

次の例は、偶発収益が含まれる請求書に対する一部クレジット・メモの会計を示しています。

請求書設定の詳細は次のとおりです。

$750の請求書がインポートされます。
この請求書には、次の3つの明細があります。
- 明細1は$200です
- 明細2は$450です
- 明細3は$100です
この請求書には次の2つの偶発収益があります。
- 明細1は非標準の90日の払戻ポリシーに関連付けられています。
- 明細3は120日の解約条項に関連付けられています。
クレジット・メモに使用される請求書会計プロファイル・オプション = 「はい」。
顧客が拡張支払条件を保持しています。

最初のトランザクション

この表は、最初の会計仕訳を示しています。

勘定科目	借方	貸方
売掛/未収金	750.00	なし
前受収益	なし	750.00

請求書日付の45日後、請求書に対する$300の入金を消し込みます。

加重平均式に基づいて、Receivablesは次のように消し込みます。

これらの消込の結果は次のとおりです。

関連する偶発のため、Receivablesは、明細1または3の収益を認識できません。Receivablesは、後の日付で待ち状態の収益認識に相当する金額として、明細1と明細3に支払を記録します。
Receivablesは、明細2の収益のみを認識できます。

この表は、会計仕訳を示しています。

これで、この請求書の未払額合計は$450になりました。この請求書の前受収益額は$570です。

この請求書に対する$200のクレジット・メモを消し込みます。

この請求書には支払ベースと時間ベースの偶発の組合せがあるため、クレジット・メモの残高は、前受収益勘定科目と収益勘定科目の間で按分されません。かわりに、Receivablesは、クレジット・メモの全額について、売掛/未収金勘定科目の貸方に入力し、前受収益勘定科目の借方に入力します。

この表は、会計仕訳を示しています。

勘定科目	借方	貸方
前受収益	200.00	なし
売掛/未収金	なし	200.00

これで、この請求書の未払額合計は$250になりました。この請求書の前受収益額は$370です。

90日経過後、払戻ポリシーが失効します。Receivablesは、以前に明細1に消し込まれた入金の金額の収益認識を開始します。

この表は、会計仕訳を示しています。

勘定科目	借方	貸方
前受収益	80.00	なし
売掛/未収金	なし	80.00

この請求書の未払額合計は$250のままです。ただし、この請求書の前受収益額は$290です。

この請求書に対する$150のクレジット・メモを消し込みます。

まだこの請求書に対する支払ベースと時間ベースの偶発の組合せがあるため、Receivablesは、クレジット・メモの全額について、売掛/未収金勘定科目の貸方に入力し、前受収益勘定科目の借方に入力します。

この表は、会計仕訳を示しています。

勘定科目	借方	貸方
前受収益	150.00	なし
売掛/未収金	なし	150.00

これで、この請求書の未払額合計は$100になりました。この請求書の前受収益額は$140です。

120日経過後、解約ポリシーが失効します。Receivablesは、以前に明細3に消し込まれた入金の金額の収益認識を開始します。

この表は、会計仕訳を示しています。

勘定科目	借方	貸方
前受収益	40.00	なし
実現収益	なし	40.00

この請求書の未払額合計は$100のままです。この請求書の前受収益額は$100です。

請求書に対する$100の入金を消し込みます。

加重平均式に基づいて、Receivablesは次のように消し込みます。

この時点で、すべての時間ベースの偶発が失効しています。

この表は、会計仕訳を示しています。

これで、請求書は全額支払済となり、前受収益はなくなりました。