手動払戻の発行方法
クレジット・カード・トランザクションと非クレジット・カード・トランザクションの両方で手動払戻を発行できます。実装によっては、トランザクションで超過支払の払戻も発行できます。
手動払戻の考慮事項は次のとおりです。
-
払戻の発行のルール
-
非クレジット・カード払戻
-
クレジット・カード払戻
-
超過支払の払戻
払戻の発行のルール
払戻を発行する前に、入金額の消込を取り消す必要があります。入金の1つ以上の消込明細から払戻の金額の消込を取り消すか、当初の入金に払戻の金額の対顧客勘定クレジット・メモを消し込むことができます。
払戻の発行には次のルールが適用されます。
-
当初の入金額または残りの未消込金額のいずれかを超える払戻はできません。
-
払戻が可能なのは、送金または決済された当初の入金のみです。
-
顧客支払がクレジット・カードによって行われていなければ、クレジット・カード払戻は発行できません。
非クレジット・カード払戻
入金または対顧客勘定クレジット・メモを対象に払戻を発行できます。
非クレジット・カード払戻を発行するには:
-
入金またはクレジット・メモからの払戻を行う金額の消込を取り消します。
-
手動払戻を発行し、Payablesで必要とされる値を入力します。これにより、当初の入金顧客に金額が払い戻されます。
払戻が銀行口座振替による場合、顧客銀行口座を入力する必要があります。
-
払戻と入金を保存します。
Receivablesは、Payablesに払戻要求を送信し、次にPayablesは、払戻情報を検証してPaymentsに支払要求を送信します。
クレジット・カード払戻
クレジット・カード払戻は、入金のみを対象に発行できます。クレジット・カード払戻によって、完了していないクレジット・カード・トランザクションは更新されます(たとえば、クレジット・カード番号に当初請求された商品を顧客が返品した場合や、正しくないクレジット・カード番号に課金が間違って消し込まれた場合です)。
クレジット・カード払戻を発行するには:
-
入金からの払戻を行うクレジット・カード金額の消込を取り消します。
-
手動クレジット・カード払戻を発行して、その金額のマイナスのその他入金を作成します。
-
「自動送金の作成」プログラムを実行して、マイナスのその他入金を送金し、払戻を開始します。
Receivablesは、払戻要求を直接Paymentsに発行して支払を作成します。Paymentsは、当初トランザクションで使用されているものと同じクレジット・カードに払戻を消し込みます。
正しくないクレジット・カード番号に対する支払を修正する場合、クレジット・カード払戻の発行後に、支払手段としてトランザクションに正しいクレジット・カード番号を割り当て、「自動入金の作成」プログラムを実行してトランザクションの支払を作成します。
超過支払の払戻
ロックボックスの処理中、Receivablesは、入金がトランザクションに消し込まれた後に超過支払を識別します。設定の詳細に応じて、Receivablesは、顧客への払戻となる超過支払額をレビュー用に提示できます。
レビュー後に、超過支払の払戻を行うことに決定した場合、払戻承認限度に割り当てられている合計金額まで、手動で払戻を発行できます。