定期与信レビューの実行方法

定期与信レビュー・プロセスを使用して、該当する顧客および顧客アカウントの与信レビューを実行します。

与信プロファイルで顧客および顧客アカウントの定期与信レビュー定義を作成します。与信プロファイルの重要な値は次のとおりです。

  • 「与信レビュー・サイクル」フィールド: このプロファイルが存在する顧客が定期与信レビューの対象となる頻度(四半期次、半期、年次)を定義します。通常、信用リスクが高い顧客は、レビュー頻度が高くなります。

  • 「次回レビュー日」フィールド: このプロファイルが存在する顧客の次回与信レビュー日を入力します。この日付は、「前回レビュー日」フィールドと「与信レビュー・サイクル」フィールドに値が入力されている場合は自動的に計算されます。

定期与信レビュー・プロセスの実行に含まれるのは、現在の日付以前の「次回レビュー日」の値および適用可能な「与信レビュー・サイクル」の値が定義されたすべての顧客です。

ノート:

このプロセスに含まれるのは、「次回レビュー日」「与信レビュー・サイクル」の両方が定義された顧客および顧客アカウントのみです。いずれかの値が欠落している場合は、このプロセスの実行に顧客は含まれません。

このプロセスが実行されると、「前回レビュー日」フィールドに現在の日付が移入され、「与信レビュー・サイクル」の値に応じて「次回レビュー日」フィールドが設定されます。たとえば、2017年1月1日の与信レビュー後の次回レビュー日には、四半期レビューの場合は2017年4月1日、半期レビューの場合は2017年7月1日、年次レビューの場合は2018年1月1日が割り当てられます。「次回レビュー日」および「前回レビュー日」のデフォルト値は、与信ポリシーおよびビジネス要件に応じていつでも変更できます。

プロセス・パラメータ

「出力のソート・キー」パラメータを使用して、レポート・データを顧客、顧客アカウントまたは次回レビュー日別にソートできます。

プロセスで提供されるのはこのパラメータのみで、対象となるすべての顧客および顧客アカウントがレビューに含まれます。与信レビューの対象となる顧客または顧客アカウントのサブセットには、定期与信レビュー・プロセスを実行できません。

定期与信レビュー・レポート

定期与信レビュー・レポートを使用して、定期与信レビュー・プロセスの実行をレビューします。

このプロセスでは、該当する顧客または顧客アカウントごとに新しい事例フォルダを作成し、この事例フォルダを与信アナリストに割り当てます。また、このプロセスでは、アクティブな事例フォルダが存在する顧客も記録します。

このレポートには、新しい事例フォルダを作成した顧客および現在アクティブな事例フォルダが存在する顧客用の個別セクションがあります。

次の表は、レポート出力の列見出しを示しています。

列見出し

説明

顧客

顧客の名前。

顧客アカウント

顧客アカウントの名前。

与信分類

顧客または顧客アカウントの与信分類。

与信レビュー・サイクル

顧客または顧客アカウントの与信レビュー・サイクル。

次回レビュー日

次回与信レビューの日付。

作成した事例フォルダ

クレジット事例フォルダ番号。

割り当てられた与信アナリスト

事例フォルダに割り当てられた与信アナリストの名前。