Receivablesでの法的エンティティのタイム・ゾーン

Receivablesのトランザクションおよび入金に適用される日付は、法的エンティティ・タイム・ゾーン機能に従ってこれらを所有する法的エンティティのタイム・ゾーンの日付に変換されます。

たとえば、米国西海岸の法的エンティティで東海岸の共有サービス・センターを使用してトランザクションを処理するとします。共有サービス・センターで12月1日午前2時30分(共有サービス・センター・タイム・ゾーン)に入力された請求書は、トランザクション日および会計日が11月30日午後11時30分(法的エンティティ・タイム・ゾーン)で入力されます。

タイム・ゾーン導出ルール

トランザクションと入金には様々なタイム・ゾーン導出ルールが適用されます。

次のルールがトランザクションのタイム・ゾーンの導出に適用されます。

  • タイム・ゾーンの変換は、トランザクションのトランザクション日、修正日および会計日に適用されます

  • タイム・ゾーンは、トランザクションのビジネス・ユニットに関連付けられている法的エンティティから導出されます。これには、ユーザーが入力したビジネス・ユニットとデフォルトで提供されるビジネス・ユニットの両方が含まれます。

  • トランザクションで使用されるビジネス・ユニットに関連付けられている法的エンティティがない場合、システム日付が使用されます。この日付の時間変換は行われません。

  • これらのルールは、請求書、クレジット・メモ、対顧客勘定クレジット・メモ、デビット・メモ、チャージバックおよび修正に適用されます。

  • 自動インボイスでは、タイムゾーン変換は作成されません。別のアプリケーションがソース日付を自動インボイスに渡す場合、このソース日付はそのアプリケーションのルールに従ったタイム・ゾーンの変換の対象となる可能性があります。

次のルールが入金のタイム・ゾーンの導出に適用されます。

  • タイム・ゾーンの変換は、デフォルト日付がシステム日付であるすべての入金、入金バッチ、入金消込およびチャージバックの入金日、バッチ日付、確認日、預入日、消込日、戻し処理日、会計日および会計の取消日に適用されます。

  • タイムゾーンの変換は、デフォルト日付がシステム日付であるすべての払戻の払戻日および会計日に適用されます。

  • タイムゾーンの変換は、デフォルト日付がシステム日付であるすべてのクレジット・メモの消込日、会計日および会計の取消日に適用されます。

  • タイムゾーンの変換は、デフォルト日付がシステム日付であるすべての送金バッチの送金バッチ日および会計日に適用されます。

  • タイムゾーンの変換は、デフォルト日付がシステム日付であるすべての換算レートの更新の換算日および会計日に適用されます。

  • タイム・ゾーンは、入金または入金バッチのビジネス・ユニットに関連付けられている法的エンティティから導出されます。

  • 入金または入金バッチに、ビジネス・ユニットから導出された法的エンティティと送金銀行口座に関連付けられている法的エンティティの両方がある場合、Receivablesはビジネス・ユニットから導出された法的エンティティをタイム・ゾーンの変換に使用します。

  • これらのルールは標準入金、その他入金、手動および自動の入金バッチ、ロックボックス入金、送金バッチ、入金戻し、払戻、対顧客勘定消込、クレジット・メモ消込および変換レートの更新に適用されます。

日付または法的エンティティの手動更新

トランザクション日または入金日が適用可能なタイム・ゾーンに変換された後は、それ以上のタイム・ゾーンの変換は行われません。トランザクションまたは入金の日付または法的エンティティを手動で更新した場合、変更に基づいたタイム・ゾーンの日付の再計算は行われません。変更内容が新しい日付または法的エンティティになります。