繰越残高請求の概要
繰越残高請求を使用して、個々のトランザクションごとに別々の請求書を送るのではなく、顧客アカウントまたは顧客サイトに属するオープン・トランザクションを定期的に送信する単一の請求に連結します。
繰越残高請求で考慮する事項は次のとおりです。
-
繰越残高請求詳細
-
繰越残高請求サイクル
-
アカウント・レベルまたはサイト・レベルでの請求連結
-
繰越残高請求番号
繰越残高請求詳細
繰越残高請求には次が含まれます。
-
期首残高または前回請求期間から繰越された残高
-
要約フォーマットまたは詳細フォーマットでの現行請求金額および活動(請求書、クレジット・メモ、デビット・メモ、修正など)の項目別のリスト
-
前回の請求期間中に受領した支払
-
現在の未回収残高合計
繰越残高請求に含まれているトランザクションは、「印刷済トランザクションの変更の許可」Receivablesシステム・オプションの設定に関係なく更新できません。Receivablesでは繰越残高請求への含有はトランザクション活動とみなされ、活動のあるトランザクションは更新できません。
繰越残高請求サイクル
週次、月次、隔月、四半期、年次または日次で繰越残高請求を生成するために、繰越残高請求サイクルを使用します。
繰越残高請求サイクルを作成する手順は、次のとおりです。
-
「繰越残高請求サイクルの管理」ページに移動します。
-
プラス(+)アイコンをクリックして、「繰越残高請求サイクルの作成」ウィンドウを開きます。
-
「名前」フィールドに、この繰越残高請求サイクルを識別する名称を入力します。
-
「開始日」フィールドに、最初の繰越残高請求を生成する日付を入力します。この請求サイクルの後続のすべての繰越残高請求書は、ここで入力する日付によって決定されます。
-
「頻度」フィールドで、「月次」、「週次」または「日次」を選択します。
-
「月次」を選択した場合:
-
「繰返し間隔」フィールドに、各請求間の月単位の隔たりを示す数値を入力します。たとえば、月次請求を送信する場合は1、四半期請求を送信する場合は3、半年請求を送信する場合は6を入力します。
-
「月日付」セクションで、請求を送信する月の日付または「月末日」を選択します。選択した「月日付」以前の請求日を持つすべての該当するトランザクションが繰越残高請求書に含まれます。
-
繰越残高請求書から週末を除外するには、「土曜日と日曜日を除く」オプションを有効にします。
-
-
「週次」を選択した場合:
-
「繰返し間隔」フィールドに、各請求間の週単位の隔たりを示す数値を入力します。たとえば、週次請求書を送信する場合は1を入力し、4週間ごとに請求書を送信する場合は4を入力します(これは月次請求ではありません)。
-
「曜日」セクションで、週次請求書を送信する曜日を選択します。選択した「曜日」以前の請求日を持つすべての該当するトランザクションが繰越残高請求書に含まれます。
-
-
「日次」を選択した場合:
-
「繰返し間隔」フィールドに、各請求間の日単位の隔たりを示す数値を入力します。たとえば、毎日請求書を送付する場合は1を入力し、週に1回請求書を送付する場合は7を入力します。
選択した日以前の請求日を持つすべての該当するトランザクションが繰越残高請求書に含まれます。
-
繰越残高請求書から週末を除外するには、「土曜日と日曜日を除く」オプションを有効にします。
-
アカウント・レベルまたはサイト・レベルでの請求連結
顧客アカウント・レベルまたはサイト・レベルのいずれかで連結された請求を生成できます。
-
アカウント・レベルの繰越残高請求では、アカウントのプライマリ請求先サイトに宛てた顧客アカウントのビジネス・ユニットごとに1つの請求を生成します。
-
サイト・レベルの繰越残高請求では、複数の請求先サイトを持つ顧客アカウントの請求先サイトごとに繰越残高請求を生成します。
サイトの顧客プロファイルにある繰越残高請求を使用不可にすることで、繰越残高請求からサイトを除外できます。
繰越残高請求番号
ドラフトまたは最終の繰越残高請求書を印刷するときに、プロセスは一意の繰越残高請求番号を生成し、この番号を請求の各トランザクションに割り当てます。繰越残高請求番号は次の目的で使用できます。
-
繰越残高請求に含まれるトランザクションの問合せ。
-
最終繰越残高請求の受入。
-
オプションで、ドラフトまたは最終の繰越残高請求書の再印刷。
-
繰越残高請求のトランザクションに対する支払の適用。