顧客銀行口座の設定

銀行口座からのEFTを介して顧客から支払を受領する場合、顧客銀行口座を設定できます。

顧客銀行口座を設定するには、次のステップを実行します。

  • 既存の顧客を検出します。

  • 顧客銀行口座を作成します。

  • 追加の顧客銀行口座情報を入力します。

  • オプションで、共同銀行口座の所有者を追加します。

  • オプションで、仲介口座を指定します。

既存の顧客の検出

「ナビゲータ」→「売掛管理」→「請求」リンク→「概要」ページ→「タスク」ペイン→「顧客」セクション→「顧客の管理」リンク→「顧客の管理」ページ。

  1. 「検索」セクションで、顧客の名前を「組織名」フィールドに入力するか、顧客のアカウント番号を「アカウント番号」フィールドに入力し、「検索」をクリックします。顧客の詳細が「検索結果」セクションに表示されます。

  2. 「検索結果」セクションで、顧客の組織名が表示されている行を選択します。

顧客銀行口座の作成

顧客銀行口座を顧客レベルで作成するか、顧客サイト・レベルで作成するかを決定します。

顧客銀行口座を作成するには、次のステップを実行します。

  1. 顧客銀行口座を作成するレベル:

    • 顧客レベルの場合、ステップ2に進みます。

    • 顧客サイト・レベルの場合、ステップ3に進みます。

  2. 「顧客名: アカウント」セクションの「アカウント番号」列にある顧客の「アカウント番号」リンクをクリックします。

    「アカウントの編集: 顧客名」ページが表示されます。ステップ4に進み操作を続けます。

  3. 「顧客名: サイト」セクションの「サイト番号」列にある適用可能な「サイト番号」リンクをクリックします。

    「サイトの編集: 顧客名」ページが表示されます。

  4. 「支払詳細」タブを選択します。

  5. 「銀行口座」サブタブを選択します。

  6. 「作成」をクリックします。

    「銀行口座の作成」ページが表示されます。

  7. 「国」選択リストから、顧客銀行口座が存在する国を選択します。銀行口座の検証は、その銀行口座を作成した国に基づきます。

    顧客銀行口座の国と、支払が行われる銀行口座の支店の国が同じである場合、支払は国内支払とみなされます。

    顧客銀行口座の国と、支払が行われる銀行口座の支店の国が異なる場合、支払は国際支払とみなされます。

  8. 「口座番号」フィールドに、銀行口座番号を入力します。

  9. 「銀行名」選択リストから、顧客銀行口座が存在する銀行を選択します。

  10. 「支店」選択リストから、銀行口座が存在する支店を選択します。

    銀行または支店を指定せずに小切手で国内支払を受領するための顧客銀行口座を作成できます。ただし、電子国際支払を受領するには、銀行と支店の両方を指定する必要があります。

  11. 顧客銀行口座から国際支払を受領するには、「国際支払の許可」を選択します。

    ヒント:

    「国際支払の許可」は、銀行と支店の名前を指定した場合にのみ選択できます。

  12. 欧州の国で顧客銀行口座を設定する場合、「IBAN」フィールドにIBAN (国際銀行口座番号)を入力します。

    ノート:

    IBANの検証は、その銀行口座が設定されている国に基づきます。

  13. 「国」選択リストから、支払を受領する通貨を選択します。

    通貨を選択すると、顧客銀行口座は、その通貨のみの請求書の支払に使用されます。通貨を選択しないと、顧客銀行口座は、複数通貨とみなされ、どの通貨の請求書の支払にも使用されます。

追加の顧客銀行口座情報の入力

作成している顧客銀行口座に関する追加情報を入力するには、「銀行口座の作成」ページの「追加情報」セクションで次のステップを実行します。

  1. 「口座サフィクス」フィールドに、銀行口座番号の末尾に記載されている値を適宜入力します。

    ノート:

    口座サフィクスは、一部の国で必須です。

  2. 「換算レート契約タイプ」選択リストから、顧客と結んだ換算レート契約のタイプを選択します。

  3. 「換算レート」フィールドに、ある通貨を別の通貨と交換する際の換算レートを入力します。

  4. 「換算レート契約番号」フィールドに、支払が行われる通貨を指定する顧客との換算レート契約の番号を入力します。

  5. 「検証桁」フィールドに、1つまたは複数の数値を入力します。

    ノート:

    検証桁を要求する国はごく一部です。

  6. 「セカンダリ勘定参照」フィールドに、オプションで追加の口座情報を入力することもできます。

  7. 「政府機関事業所コード」フィールドに、連邦政府機関を顧客として識別する8桁の値を入力します。

(オプション)共同銀行口座の所有者の追加

オプションで、共同銀行口座の所有者として顧客銀行口座に他の顧客を追加するには、「銀行口座の作成」ページの「口座所有者」セクションで次のステップを実行します。

  1. 「口座所有者」フィールドで、リストから共有の銀行口座の所有者を選択します。

  2. 「日付: 自」フィールドで、共有の銀行口座の所有者の開始日を選択します。

    顧客が別のパーティと銀行口座を共有する場合、銀行口座の複数の所有者が存在します。複数の銀行口座の所有権がある場合、1人の所有者をプライマリ所有者として指定する必要があります。プライマリ所有者は、銀行口座の作成元の顧客です。

    共同銀行口座のシナリオとしては、たとえば、同じ会社の2つのビジネス・ユニットが外国でビジネスを行い、支払の受領と提供に共通の銀行口座を使用する場合などがあげられます。

  3. 複数の所有者の中からプライマリ銀行口座所有者を指定するには、緑色のチェック・マークをクリックし、次に、適用可能な口座所有者の行の「プライマリ」フィールドをクリックします。

    選択した行にチェック・マークが表示されます。

  4. 別の共同銀行口座の所有者を選択するための行を追加するには、緑色のプラス記号をクリックします。

(オプション)仲介口座の指定

「銀行口座の作成」ページの「仲介口座」セクションで、この顧客の仲介銀行口座を指定できます。仲介銀行口座は、2国間の資金振替に制限が存在する場合に使用します。仲介銀行口座を指定して、送金人の銀行と受取人の銀行の間の資金振替を支援できます。