勘定科目分析レポート

このトピックでは、勘定科目分析レポートの使用方法の詳細を説明します。

概要

勘定科目分析レポートを使用すると、ヨーロッパと南アメリカの国々における財務検証処理をサポートしているレポートの完全なセットを提供できます。また、アメリカ合衆国を含めた他の国々で財務成績を株主に報告する際にこれらのレポートを使用することもできます。

勘定科目分析レポートには、次のレポートが含まれます。

  • 総勘定元帳および補助元帳勘定科目分析レポート: 勘定科目残高を勘定科目別に補助元帳仕訳詳細とともに表示できます。レポートには入力済金額、サード・パーティ情報、連番および借方と貸方文書の総数が表示されます。

    総勘定元帳および補助元帳の勘定科目分析レポートのスクリーンショットを次に示します。

    この図は、総勘定元帳および補助元帳の勘定科目分析レポートを示しています。
  • 総勘定元帳および補助元帳会計仕訳明細別レポート: 勘定科目残高または選択したセグメント残高を、入力済金額、サード・パーティ名、仕訳ソース、仕訳カテゴリ、およびレポートおよび会計連番を含めた補助元帳仕訳詳細とともに表示できます。このレポートには、借方および貸方文書の総数もリストされます。

    総勘定元帳および補助元帳の仕訳明細別会計レポートのスクリーンショットを次に示します。

    この図は、総勘定元帳および補助元帳の仕訳明細別会計レポートを示しています。
  • 法的エンティティ別勘定科目分析レポート: このレポートを使用して、勘定科目組合せ別、および選択したセグメント別の勘定科目残高を、サード・パーティ情報や連番を含めた補助元帳仕訳詳細とともに表示します。発行時には、柔軟なグループ化およびソート・オプションを使用できます。

    これは、法的エンティティ別勘定科目分析レポートのスクリーンショットです。

    この図は、法的エンティティ別勘定科目分析レポートを示しています。

重要な知見

勘定科目分析レポートを使用すると、次のタスクを実行できます。

  • 法的勘定科目元帳を提供

  • 補助元帳残高を総勘定元帳残高と照合

  • 監査証跡の保守

  • 定期的内部検証の許可

各勘定科目について次の情報を表示できます。

  • 勘定科目識別

  • レポート期間の勘定科目の開始残高

  • 期間のトランザクションおよび補助元帳と総勘定元帳の情報

  • 結果の勘定科目終了時残高

さらに、総勘定元帳および補助元帳の仕訳明細別会計レポートを使用して、次の情報を取得できます。

  • 総勘定元帳仕訳要約に関わらず、補助元帳勘定科目明細の詳細。

  • 各勘定科目明細をサポートする元のビジネス文書またはトランザクションに関する監査証跡情報。この情報は、国によって異なります。

レポートのパラメータ

勘定科目分析レポートの共通パラメータを見てみましょう。

パラメータ

説明

元帳

選択したデータ・アクセス・セットの元帳を指定します。元帳は、すべての総勘定元帳レポートで必須です。

法的エンティティ

法的エンティティを指定します。法的エンティティについて関連する残高セグメント値がある場合のみ、このパラメータからレポート出力を制御できます。

期間: 自および期間: 至

レポート・データの期間範囲を示します。

フレックスフィールド・フィルタ条件

会計フレックスフィールドにフィルタ条件を入力します。選択した元帳のすべてのセグメントを選択し、勘定科目値の範囲を含めた条件を定義できます。

選択された一般会計および補助元帳会計勘定科目分析レポートのパラメータを次に示します。

パラメータ

説明

法的エンティティ情報を含める

法的エンティティをレポートに出力する場合は「はい」を選択します。

残高タイプ

残高タイプが予算、予算引当、または実績のいずれであるかを指定します。

税率コードの表示

税率コードの詳細を含めるには「はい」を選択します。

文書連番名

仕訳の一意の番号を生成するために使用される文書連番名を入力します。

総勘定元帳および補助元帳の仕訳明細別会計レポートの選択されたパラメータの一部を次に示します。

パラメータ

説明

会計連番名

補助元帳仕訳の一意の番号を生成するために使用される連番名を入力します。

転記ステータス

転記ステータスが、転送済未転記、未転送、または転記済のいずれであるかを指定します。

仕訳ステータス

仕訳がドラフト、最終または無効ステータスのいずれであるかを指定します。

サード・パーティ・タイプ

パーティ・タイプを顧客またはサプライヤとして選択します。

オプションのパラメータです。

空白にできます。

仕訳ソース

買掛勘定、売掛勘定、または手動など、仕訳のソースを入力します。

仕訳カテゴリ

特定の補助元帳仕訳カテゴリについてのレポートを作成する場合は、仕訳カテゴリを選択します。すべての仕訳カテゴリを含める場合は空白のままにします。

法的エンティティ別勘定科目分析レポートのパラメータの一部を見てみましょう。

パラメータ

説明

残高タイプ

残高タイプが予算、予算引当、または実績のいずれであるかを指定します。

ゼロ金額明細を含む

選択した期間に活動のない勘定科目、つまりゼロ金額明細をレポートに含める必要があるかどうかを示します。

レポート・ヘッダー

デフォルト値を受け入れるか、選択可能な値の1つを選択してレポート・ページ・ヘッダーを変更します。デフォルト値は法的エンティティ名です。

FAQ

これらは、勘定科目分析レポートに関するよくある質問です。

FAQ

回答

どうすればレポートが見られますか。

「ナビゲータ」メニューの「スケジュール済プロセス」ワークエリアでこのレポートをスケジュールおよび実行します。

これらのレポートは誰が使用しますか。

  • 財務会計担当

  • 財務管理者

  • 財務スペシャリスト

これらのレポートを使用するのはいつですか。

勘定科目分析レポートは次の場合に使用します。

  • 選択した期間と勘定科目の範囲について、総勘定元帳のすべての転記済仕訳トランザクションについて情報を収集およびレポートします。

  • トランザクションがシステム的に記録されていることを検証し、総勘定元帳から補助元帳への監査証跡を確認します。

  • 各会計期間がクローズされたら検証を実行します。

  • 承認前に会計項目明細を検証します。

これらはどのようなタイプのレポートですか。

Oracle Analytics Publisher