仕訳の一般会計への転送に関する問題の解決

仕訳を補助元帳から一般会計に転送しようとすると、補助元帳に未転送の仕訳が残ったり、「会計の作成」プロセスでこれらの仕訳を一般会計に転送できないなど、処理が成功しない問題が発生することがあります。

「会計の作成」プロセスでは、最終モードとドラフト・モードが提供されます。最終モードが選択されている場合、「一般会計への転送」パラメータを使用して、その特定の実行によって生成された会計仕訳を自動的に転送できます。ただし、このプロセスでは、転送を開始する特定の実行中に作成された仕訳のみが転送されます。転送されなかった前回の実行によって生成された会計仕訳は未処理のままであり、転送のために「補助元帳仕訳の転記」プログラムを個別に実行する必要があります。

ノート: 会計がいずれかのモードで誤って作成された場合は、ドラフト仕訳として処理されます。これらの仕訳は表示できますが、修正されるまで転送されません。会計を修正するには、トランザクションまたは仕訳明細の定義/ルールを変更する必要があります。修正後は、精度に応じて、ドラフトまたは最終モードで仕訳を再作成できます。

未転送仕訳の考えられる原因:

  • 会計がドラフト・モードで作成され、転送できません。
  • 会計がエラーありで作成され、転送できません。
  • 会計が、「一般会計に転送」オプションを選択せずに「会計の作成」プロセスによって作成されました。
  • 仕訳インポートが失敗しました/エラーが発生しました。「補助元帳仕訳の転記」プログラムによって生成された仕訳インポートが失敗したか、エラーが発生した場合、転送およびインポートに含まれるすべてのデータはロールバックされるか、転送されません。ただし、補助元帳参照コードXLA_PROMO_31776850_ONがアクティブ化されている場合、エラーのある仕訳のみがロールバックされます。

解決方法

この問題を解決する方法を次に示します:

  1. 「補助元帳仕訳の転記」プロセスを発行して、最終モードで作成されたが転送されていないすべての会計を転送します。
  2. 「スケジュール済プロセス」に移動します。
  3. 「補助元帳仕訳の転記」プロセスを選択して発行し、最終モードで作成されたが転送されていない仕訳を転送するパラメータを含めます。
ノート:

「補助元帳仕訳の転記」プロセスで仕訳インポート: 子プロセスがトリガーされた場合、これは補助元帳仕訳が転送用に選択されていることを示します。インポート・エラーがないか、仕訳インポート: 子プロセス・レポート(.txt)の出力を調べます。エラーが検出された場合、インポートおよび転送全体がロールバックされます。

ただし、補助元帳参照コードXLA_PROMO_31776850_ONが有効になっている場合、エラーのある仕訳のみがロールバックされます。したがって、「会計の作成」サブプロセスは、「補助元帳仕訳の転記」および「仕訳インポート」プロセスを起動せずに、補助元帳会計仕訳を要約して一般会計に転送します。