トランザクション逆仕訳

新規トランザクション・レコードを会計ハブにインポートして、同じバッチまたは既存のトランザクションにおけるトランザクションの会計を逆仕訳できます。

新しいトランザクション・レコードに次の値が含まれていることを確認します。

  • 逆仕訳するトランザクションと同じトランザクション番号。

  • 逆仕訳インジケータの値はYです。

新しいトランザクション・レコードをインポートしたときの動作は次のとおりです。会計ハブは、元のトランザクションの会計を相殺する逆仕訳会計を生成します。

ノート:
  • 逆仕訳レコードのインポート時には明細レコードは不要です。
  • 逆仕訳のGL記帳日は、非逆仕訳のGL記帳日以前である必要があります。

トランザクション逆仕訳の例

1001というトランザクション番号の会計トランザクションが正常にインポートされ、会計ハブに計上されているとします。後で、このトランザクションはソース・システムで取り消されます。

会計ハブで作成された会計トランザクションを逆仕訳するには、同じトランザクション番号1001の新しい会計トランザクションをインポートし、逆仕訳インジケータをYに設定します。新しい会計トランザクション・レコードがインポートされた後、会計ハブにより仕訳が作成され、会計処理結果が元のトランザクションから相殺されます。

開始する前に

トランザクションの逆仕訳の使用を開始する前に行う必要のある処理は次のとおりです。

  • 会計フロー機能の柔軟な構成を使用可能にします。

  • この機能を有効にするにはオプト・インします。

  • この機能を使用する補助元帳のトランザクション逆仕訳を使用可能にします。

  • 補助元帳の最新のトランザクション・テンプレートをダウンロードして使用します。

その他の実装に関する考慮事項

複数期間会計トランザクションの逆仕訳の方法を確認したい場合があります。このような場合は、逆仕訳レコードのトランザクション日が、逆仕訳対象トランザクションの複数期間会計仕訳の最終会計日以降であることを確認してください。

ユーザー指定戻し処理日がある会計ハブ戻し処理トランザクションのインポート

ユーザー指定ソースを会計ハブ・トランザクションの逆仕訳会計日として使用するように会計基準を構成できます。こうすれば、当初トランザクションと逆仕訳トランザクションの両方の会計日として、他の日付ソースを柔軟に使用できます。

トランザクション日に依存しないように補助元帳仕訳の会計日を構成すれば、その会計日を逆仕訳トランザクションにも使用できます。

この機能を使用すると、前日付トランザクションを計上できます。必ず当初トランザクション日を参照用に保持したまま、現行期間に前日付トランザクションを計上してください。これを実行する場合は、「会計日」会計属性に対して事前定義された「トランザクション日」ソース以外の日付ソースを選択する必要があります。

ノート: 特定の順序で逆仕訳をインポートする必要はありません。逆仕訳レコードが非逆仕訳レコードより前にインポートされた場合は、逆仕訳がインタフェース表に保持されます。非逆仕訳レコードがインポートされると、「会計トランザクションのインポート」プロセスでインタフェース表が確認され、同じトランザクション番号の逆仕訳レコードが処理されます。