承認グループのデータ・セット構成
データ・セットを使用して、可変属性に基づいて承認グループをマップできます。
データ・セットを使用すると、様々なトランザクション属性の値に基づいて、データと承認者の変動との間のマッピングを定義できます。
たとえば、請求書金額がUSD 500を超える請求書については、承認グループによる承認を組織が求めている場合があります。さらに、組織内の様々なコスト・センターに対して異なる承認グループが設定されています。そのため、請求書のコスト・センターによって、承認のために請求書がルーティングされる承認グループが異なります。
「データ・セット」シートを使用して、可変属性に基づいて承認グループをマップできます:
- 承認ルールのどの承認者が変化するかに基づいて条件を指定します。
- 可変属性のセットごとに、データ・セットを定義します。データ・セットの使用はオプションです。
ルール定義でデータ・セットを使用する場合は、データ・セットの前に「$」を付ける必要があります。たとえば、FINAPPROVALGROUPSという名前のデータ・セットは、ルールでは「$FINAPPROVALGROUPS」にする必要があります。
次の表は、データ・セットを定義するための列を示しています:
列 | 摘要 | 必須(Y/N) |
---|---|---|
セット | データ・セットの名前ルール定義中に必要な場合は常に、この名前をルール・ワークシートで使用する必要があります。 | Y |
グループ/ジョブ・レベル/ユーザー/ロール |
承認グループ、ジョブ・レベル、ユーザーまたはロールの値。 指定する値は、ルールの承認ルーティングによって異なります。 |
Y |
可変属性 |
可変属性には3つの列が用意されています。 そのため、3つ以下の属性でデータ・セットを定義できます。 各データ・セットは、別の属性セットを参照できます。 |
N |
デフォルトでは、データ・セット・シートに、データ・セットごとに1つのブロックがあります。ただし、必要に応じてブロックを追加できます。デフォルトでは、各ブロックに5行が設定されています。ブロックに追加の行を挿入できます。