ユーザーが請求パートナを設定できるようにするには、あらかじめ顧客データへのアクセスを設定する必要があります。
請求パートナの設定の一環として、合弁企業アプリケーション管理者は、合弁企業パートナに関連する売掛/未収金(顧客)エンティティを指定します。「請求パートナ」作業領域で使用可能な顧客のリストを表示して選択するには、Oracle Fusion Cloud ERPでこの情報にアクセスするための権限がユーザーのプロファイルに付与されている必要があります。合弁企業会計担当および合弁企業会計マネージャは、このデータ・アクセスが構成されている場合にのみ、「請求パートナ」作業領域で顧客を表示できます。
合弁企業ユーザーの顧客データ・アクセスを構成するには、次のステップを実行します。
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「設定および保守」にナビゲートし、「財務」オファリングの下の「エンタープライズ・プロファイル」機能領域を選択します。
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隣接する領域のタスク・リストで、「ユーザーの参照データ・セット・データ・アクセスの管理」をクリックします。
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「データ・アクセスがあるユーザー」オプションを選択します。
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「作成」をクリックし、データ・アクセスを構成するために次の値を入力します:
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ユーザー名。
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ロール。合弁企業会計担当、合弁企業会計マネージャまたは合弁企業アプリケーション管理者の権限を付与する、ユーザーに割り当てられるロールを入力します。
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セキュリティ・コンテキスト。参照データ・セット
と入力します。
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セキュリティ・コンテキスト値。顧客データが含まれているデータ・セットの名前を入力します(例: Vision Operations Set
)。
この値を指定すると、有効な値が「請求パートナ」作業領域の「顧客」ドロップダウン・リストに表示されるようになります。
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「保存して閉じる」をクリックします
結果は次の例のようになります。この例では2つのレコードがあり、次のようにユーザー名、ロール、セキュリティ・コンテキストが同じですが、セキュリティ・コンテキスト値が異なります:
- ユーザー名 = JVAdmin
- ロール = 合弁企業アプリケーション管理者
- セキュリティ・コンテキスト = 参照データ・セット
- セキュリティ・コンテキスト値 = HEPPおよびVision Operations
